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2010年01月21日


チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.74 「悲愴」 第4楽章

カラヤン・ラスト・コンサート1988 悲愴&モーツァルト
カラヤン/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック(2008-06-04)
おすすめ度の平均: 5.0
5これがカラヤンか?
5最後の悲愴
5壮絶な名演の「悲愴」
5恐ろしいほどに「劇的」な悲愴

♪音楽で描かれた内奥の自画像

「傑作を書きました。これは私の心からの真実と言えるでしょう。
私は今までにないほどの誇りと満足と喜びを感じています」

チャイコフスキーが出版商のユルゲンソンに送ったこの手紙からは、
自身の新作交響曲に対する並々ならぬ自信が感じられます。
そしてこの自信は拍手も疎らな初演の不評に際しても、
まったく揺らぐことはありませんでした。
いつもは世評を気にする彼としては異例のことです。

「悲愴」は初演から8日目というあまりに突然の彼の死と、
ことあるごとにその関係性が取沙汰されてきました。
死因についても生水を飲んでコレラに罹ったことによる病死とか、
同性愛が発覚して政府から名誉の自殺を強要されたなど、
その説は様々ですがいまだはっきりしたことはわかっていません。

ただひとつ明らかなのはチャイコフスキーがこの最期の交響曲の中で、
自らの中に隠し持ってきた偽らざる心情を吐露しようとした事実です。
“心からの真実”をさらけ出すことの真摯さ、
誠実さに私たちは強く胸を打たれるのかもしれません。

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「悲愴」はチャイコフスキーが音楽を通して語った自画像なのです。
そしてその自画像はあまりに深部に至った真実なため、
ほかの多くの人にとっても共通した、共感を生むものになっているのです。

一見、暗く絶望的にも感じるこの曲ですが、
よく聴けば人生への憧れや、人の悲しみをつつみ込むような、
あたたかな思いに満ちています。




P.I.Tchaikovsky:Symphony No.6 in B minor Op.74
"Pathétique" 4th Movement

http://classical-sound.up.seesaa.net/Tchaikovsky-Symphony-No6-4th.mp3


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posted by アンドウトワ at 17:00 | 交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする