チャイコフスキー:交響曲第5番posted with あまなつ on 2008.11.01スヴェトラーノフ(エフゲニ)
ポニーキャニオン(2002-08-21)おすすめ度の平均:エフゲニおじさんはこれでいいんですよね
ブラスみたい。
コーダのトニック4連打が全てを語る。
☆10個あげたい
「伝説の熱演」は嘘ではなかった。
♪運命に力強く立ち向かう姿を雄大に描く
交響曲第5番は第6番「悲愴」と並ぶ、チャイコフスキーの代表的な交響曲のひとつです。
ベートーヴェンの第5番「運命」を明らかに意識したと思われるその内容は、
暗く絶望的な第1楽章から入り、第4楽章で勝利の行進に至るという、
やはり、運命交響曲と同じような展開をもっています。
ただ「運命」と比べると人間的な弱さが各所に描かれています。
「運命」がどこまでも立派な、意志を貫く人間の理想像とすれば、
チャイコフスキーの第5番には、時に迷い脆さを見せる生身の人間が描かれ、
こちらをより身近に感じる向きもあるかもしれません。
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第1楽章冒頭、クラリネットによって示される短調の主題は、
その後、各楽章で形を変えて用いられ、ついに最終楽章で長調に転じ、
希望に満ちた勝利の主題となって、同じく長調に転じた第2主題につながります。
そしてそのまま、有無を言わさぬ壮大なクライマックスを迎えるのです。
第1楽章5:57からの第3主題は流麗な旋律が特に美しく、
"旋律王"チャイコフスキーならではの魅力を発揮しています。
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64 第1楽章
Tchaikovsky:Symphony No. 5 in E minor, Op. 64
1. Andante. Allegro con anima
https://classical-sound.up.seesaa.net/Tchaikovsky-Symphony-No5-1st.mp3
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