2007年02月28日


ショパン:ワルツ第1番 変ホ長調 Op.18 「華麗なる大円舞曲」

ショパン:ワルツ集(全曲)
アシュケナージ(ウラディーミル) ショパン
ユニバーサルクラシック (2003/06/25)
おすすめ度の平均: 4.0
5 安心して聴けます。
4 ま、標準的
3 花踊る3拍子

♪優雅な社交界的雰囲気を湛えたワルツ

ショパンが残した14のワルツの内の第1番で「子犬のワルツ」「別れのワルツ」などと並ぶ有名曲です。

当時、ウィーンで大流行していたヨハン・シュトラウスらによるウィンナー・ワルツの影響も感じられ、
華やかで親しみやすい魅力に満ちています。
楽曲はピアノの弟子のひとりだったローラ・オースフォード嬢に献呈されています。

ところで実際のショパンはウィンナー・ワルツをあまり認めていませんでした。

“似たような曲ばかりで、どうしてウィーンの聴衆はあんなものを好むのだろう・・”
というようなことをもらしています。

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しかし祖国ポーランドを出たばかりの新人作曲家であったショパンには、
まずとっかかりとしてのヒット曲が必要だったのです。

意識的に流行に沿った華やかな曲を出版することで成功を収め、
彼はやがて社交界の寵児になっていったのでした。


Fryderyk Franciszek Chopin:Grande valse brillante Op.18
ショパン:華麗なる大円舞曲.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 07:14 | 器楽曲・Piano | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする