2016年05月21日


ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 Op.72-2 「遺作」


ショパン:ノクターン、即興曲全
アラウ(クラウディオ)
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント (1997-07-02)
おすすめ度の平均: 4.0
4 カンタービレ


♪深く哀しく響くトリル… ショパン青年期の名作

ノクターンは英国の作曲家ジョン・フィールドが生み出した形式です。
フィールドがパリに滞在中に影響を受けたショパンは、
ノクターンを巧みに取り入れ、さらに芸術性を高めたものに昇華させました。
そして、ショパンを代表する形式のひとつにまでなりました。

第20番の「遺作」は彼が17,8歳の青年期の作品で、
死後に発見された遺品の数々の中から見出されました。
これは第19番も同じです。

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この曲の作曲当時のショパンには、コンスタンツィア・グラドコフスカという
一方的に思いを寄せる女性がいました。
それが大きく反映された自身の代表作「ピアノ協奏曲第2番」からの引用もあり、
なんとも言えず切なく哀しげな響きがあります。

元来は姉のピアノ練習用に書かれたようです。

ショパンのノクターンの中では第2番変ホ長調と並ぶ人気曲で、
映画「戦場のピアニスト」やテレビCMでも流れるなど広く知られています。




ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 Op.72-2 「遺作」
F.Chopin:Nocturne No.20 in C♯minor, Op.72-2


http://classical-music.sakura.ne.jp/Chopin-Nocturn-20.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 01:29 | 器楽曲・Piano | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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