2010年04月13日


ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 第2楽章

ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番
ツィマーマン(クリスティアン)
ユニバーサルクラシック(2009-04-29)
おすすめ度の平均: 5.0
5真の「協奏曲」録音


♪初恋の人コンスタンツィヤが初演の特別演奏会に出演

ワルシャワ音楽院で声楽を学ぶコンスタンツィヤ・グワトコフスカは、
ショパンと同い年の栗色の髪と澄んだ瞳の美しい女性でした。
同窓生である彼女に対してショパンは、
胸の内に押さえきれない感情の昂りを抱き始めていました。

コンスタンツィヤは美しい声と容姿で演奏会でも注目の的。
そんな彼女に対するショパンの想いは募るばかり…。

しかしとうとうその気持ちを、直接伝えることができませんでした。
こうした恋愛の最中に書かれたのが二つのピアノ協奏曲です。

「僕はコンスタンツィヤのことを思いながらこのアダージョを書いた」と、
友人に宛てた手紙でも知られるように、
第2番の第2楽章ラルゲットは彼女への感情の表現として有名です。

スポンサードリンク


そしてショパンがワルシャワを離れる直前の
1830年10月11日に行われた特別演奏会では、
自身のピアノ演奏による第1番初演のこの舞台にコンスタンツィヤが特別出演し、
故郷での最後の晴れ舞台に花をそえたといいます。

彼女への打ち明けられなかった初恋の想いを胸に、
ショパンはいよいよ音楽の都ウィーンへと旅立って行くのでした。




F.Chopin:Piano Concerto No.1 in E minor, Op.11
2.Romanze, Larghetto

http://classical-music.aki.gs/Chopin-PianoConcerto-No1-2nd.mp3



ブログパーツ
posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 01:57 | 協奏曲 (Concerto) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。