2009年03月14日


シューベルト:子守歌 Op.98-2, D.498

シューベルト:歌曲集
アーメリング(エリー)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2005-06-22)
おすすめ度の平均: 5.0
5この値段は失礼といえるほどの名演

♪最も親しまれるクラシックの子守歌

シューベルトは15歳の時に愛する母マリアを亡くしています。
彼が19歳の1816年に作曲されたこの子守歌には、
そんな母親への想いが透明な旋律の中に込められています。

今回同じく3大子守歌とされるブラームスのそれと並べてみて、
また制作しながら個人的に感じたのは、子守歌という
シンプルな作品にあっても作曲家の個性がはっきり出ること、
また正直に言わせていただければ作品としても作曲家としても、
精神的にシューベルトの方が1枚上のような気がしました。

何というのか、人間界を越えているのです。

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さて、シューベルトの子守歌には日本でふたつの有名な詩がつけられています。
内藤濯と近藤朔風によるものですが、
今回はより現代的な内藤濯の詩も添えさせていただきます。


眠れ 眠れ 母の胸に 眠れ 眠れ 母の手に
こころよき 歌声に むすばずや 楽し夢

眠れ 眠れ 母の胸に 眠れ 眠れ 母の手に
あたたかき その袖に つつまれて 眠れよや

眠れ 眠れ かわいわが子 一夜寝て さめてみよ
くれないの ばらの花 ひらくぞや 枕辺に

眠れ 眠れ かわいわが子 一夜寝て おきてみよ
かおりよき 百合の花 におうぞや ゆりかごに




F.Schubert:Wiegenlied Op.98-2

http://andotowa.sakura.ne.jp/ID3v2-5/Schubert-Wiegenlied.mp3



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