2006年12月09日


シューベルト:ピアノソナタ 第16番 イ短調 D.845 第1楽章

シューベルト : ピアノ・ソナタ全集
シフ(アンドラーシュ)
ポリドール(1995-08-25)
おすすめ度の平均: 5.0
5☆☆素晴らしいピアノ・ソナタ集☆☆
5美しい、本当に美しい
5シューベルトの世界を余すことなく伝える

♪聴くほどに味の出るいぶし銀のソナタ

シューベルトは音楽家としてベートーヴェンを心から尊敬し指標としていました。
ベートーヴェンが病気の際には見舞いに行ったり、葬儀では松明を掲げて歩くほどでした。

1827年3月のこと、ベートーヴェンの葬儀の列に並んでいたシューベルトは、
そのあとに友人たちと居酒屋に立ち寄り、ベートーヴェンの冥福を祈り乾杯しました。
そして、「この次に逝く人のために…」と自ら音頭をとり再び乾杯したその1年8ヶ月後、
あたかも師のあとを追うかのように、自身も31歳でこの世を去ってしまいました。

死を前にしたシューベルトは、「ベートーヴェンがいないこの世界に身を置くことに、
一体何の意味があるだろうか」と友人たちに語ったといわれます。

第16番のピアノソナタには、尊敬するベートーヴェンの影響が感じられます。

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生前、作品が未完に終わったり出版されないことが多かったシューベルトにとって、
このソナタは作曲から半年で出版にこぎつけ、
聴衆にも熱狂的に迎えられた画期的な作品となりました。




シューベルト:ピアノソナタ 第16番 イ短調 D.845 第1楽章
Franz Peter Schubert:Piano Sonata No.16 in A Minor, D.845 1st Movement

http://classical-music.sakura.ne.jp/Schubert-PianoSonata-No16-1.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 01:26 | 器楽曲・Piano | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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