シベリウス
ユニバーサル ミュージック クラシック(2005-03-23)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2005-03-23)
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♪フィンランド独立の礎を築いた国民的作曲家
豊かな森と湖、そして風光に恵まれた北欧のフィンランドに生まれた
シベリウスは、単なる作曲家という枠を越えた国民的英雄です。
フィンランドは長い間、ロシアの圧政に苦しんでいました。
それがいよいよ激化した1899年の秋、
耐えかねた人々からレジスタンス運動が起こり、
シベリウスも音楽という形で国民の士気の高揚に努めました。
新聞社主催の歴史劇のために作曲した8曲の伴奏音楽のうち、
最終曲を改稿して独立させたのが
今日「フィンランディア」として知られる作品です。
これに気づいたロシア政府はこの曲の国内での演奏を禁止し、
なんとか国民運動を鎮圧しようと試みましたが、
それを逃れながら演奏は繰り返され、フィンランドでは
国歌を越えるほどの精神的主柱となり、その気運が他国をも動かし
ついにはロシアも引かざるを得ないということにまでなりました。
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ですから「フィンランディア」そしてシベリウスという作曲家は、
フィンランド独立の礎を築いた音楽、作曲家として
広く国民から愛されているのです。
シベリウスは30歳にして国からの終生年金を約束され、
60歳からの約30年間はほとんど大作の発表もせず、
悠々自適の晩年を過ごしました。

J.Sibelius:Finlandia Op.26
シベリウス:フィンランディア.mp3
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