♪スタッカート奏法が愛らしいヴァイオリンの小品
ハイドンから2年後の1734年にベルギーで生まれたゴセックは、
17歳でフランスに出てパリで活躍した古典派の作曲家です。
30曲に及ぶ数の交響曲を残しており
「フランス交響曲の父」として、その業績は高く評価されています。
またパリ音楽院創設にあたっても、
作曲科の教授として音楽家の育成に貢献しました。
指揮者でもあった彼は同時代のハイドンの交響曲も
積極的に取り上げていて、やがて自身の交響曲より
ハイドンの作品の方がパリでの人気が高まり、
作曲は次第にオペラ中心になっていきました。
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そうした時代の作品のひとつ、
歌劇「ロジーヌ」で登場するのが「ガヴォット」です。
ヴァイオリン用に編曲されたものが広まり、現在ではほとんど
「ガヴォット」1曲で、ゴセックの名は一般に知られています。
ヴァイオリンの初級教則本の定番であり、
その他至るところで耳にする機会の多い愛らしい小品です。
Gossec:Gavotte
ゴセック:ガヴォット.mp3
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