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2008年03月17日


グリンカ:ノクターン [別れ] ヘ短調

ぴあのピア Vol.8 ヨーロッパの息吹~東欧・北欧/ロシア(DVD付)
グリンカ 他
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(2007-10-31)

♪ショパンを想わせる知る人ぞ知る名品

昨年1年間、NHK-BSで放送していた「ぴあのピア」の中で、
個人的に最も印象に残った曲です。
グリンカといえばどうしても、ルスランとリュドミラ序曲の
華やかな印象が付きまとうのですが、実はこんなに
ロマンチックでセンスのいいピアノ曲もあったのです。

初めて聴く方は多分ショパンを想起するでしょう。
私もそうでした。
しかし実際にはむしろ、時代的にもショパンの方がまねたとも言えるのです。

ショパンはノクターンの創始者であるアイルランドの作曲家
ジョン・フィールドに多大な影響を受けています。
事実初期には、ほとんどフィールドのまねに近いものがありました。
フィールドはロシアに行き、そこで音楽活動や
教師をしていた時期があります。
その時の弟子のひとりがグリンカだったのです。

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ショパンは直接フィールドに会ったことはありません。
でも、グリンカは直々にフィールドに師事しながら、
そこにロシア特有の感傷性を加えたノクターンを作りました。
それが「別れ」です。

フィールドのノクターンはどれも感傷性はなく、
さらっと聴きやすいので、むしろグリンカの方が
ショパンにも通じていく精神的情緒を感じさせます。

この作品はグリンカが円熟期だった1839年、35歳の時に作曲され、
妹のエリーザヴェタ・イワノヴナ・グリンカに捧げられました。

*時代考証の結果、上記事に不適当な箇所があり訂正させていただきます。
ショパンは1830年代初頭からノクターンを手がけており、
グリンカがノクターン「別れ」を作曲した39年には、すでに10曲以上を作曲していました。
従って、ショパンがグリンカを真似たという表現は不適切であることをお詫び、訂正させていただきます。





Glinka:Nocturne "La séparation" G.vi, 204
グリンカ:ノクターン - 別れ.mp3



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posted by アンドウトワ at 09:47 | 器楽曲・ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする