2007年08月31日


グリーグ:《2つの悲しい旋律》 Op.34-2 「過ぎし春」

グリーグ:ホルベルク組曲(ホルベアの時代から)
オルフェウス室内管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック(2004-12-08)

♪過ぎゆく季節に想いを馳せて流れる旋律・・・

厳しい暑さもやっと一息つき、過ごしやすい気候になってきました。
クラシックを落ち着いて聴ける季節ももう少しです。
過ぎゆく四季に想いを馳せて、
季節は違いますが今日はこんな曲をお届けします。

「過ぎし春」は叙情的な作風が特徴の作曲家、
グリーグを代表する曲のひとつです。
ヴィニエの詩に曲をつけた「春」という歌曲が原曲で、
これを弦楽合奏用に作曲者自身が編曲しました。
妻が声楽家だったためか、グリーグは美しい旋律をもった歌曲を数多く残しています。

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詩の内容は、春が来て花咲き誇る自然の息吹に心動かされながらも、
やがてはそれも終わっていくという無常観のようなものを詠っています。
それは満開の桜が散りゆく姿に、
ものの風情を感じる日本人的心情に近いものかもしれません。





E.Grieg:2 Elegiac Melodies, for string orchestra, Op.34-2 "Last Spring"
グリーグ:過ぎし春.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 05:12 | 弦楽合奏曲 (String ensemble) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする