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2010年05月08日


クリーガー:メヌエット

ピアノ名曲150選 初級編(76曲)
イリーナ・メジューエワ
クリエイティヴ・コア(2009-03-18)

♪ヘンデルを見出したとされるドイツバロックの作曲家

音楽を構成する三要素は旋律、和声、リズムです。
ポップスの場合まずコード(和声)進行から決めて、
そこにメロディ(旋律)をのせていくという作曲方法があります。
またロックではリズムやギターのリフから作り始めることもあります。

もっと極端に言うとラップなどの場合のように、
そもそも旋律自体が存在しないということも現代では多々あります。
サウンドやリズム中心です。

クラシックでも現代音楽では、わかりやすい旋律はあまり見かけません。
調性もリズムも希薄なことが多いです。
もちろんアフリカの民族音楽のようにリズムだけで押し通す場合もありますが、
私たちが普段耳にすることの多い、西洋音楽が基盤の一般的な音楽は、
グレゴリオ聖歌のような単旋律が発祥の原点になっています。
日本で言えば声明のようなものでしょうか?

それがバロックの時代に複数の旋律同士が絡みあうようになり、
バッハによってそれは最高レベルにまで押し上げられました。
その後ロマン派の時代にはむしろ和声(ハーモニー)が重視されるようになり、
やがて和声の基盤である調性も崩壊するという経緯をとっています。

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今回お届けするメヌエットで知られるヨハン・フィリップ・クリーガーは、
1649年にドイツで生まれ、17世紀後半から18世紀前半にかけて活動した、
バロック音楽の作曲家・オルガン奏者です。
鍵盤楽曲やトリオ・ソナタ、歌劇などで優れた作品を残したということですが、
現在ではほとんどこのメヌエットのみでその名が知られています。
学校の音楽の授業で、リコーダーの練習曲として親しんだ方もいるかもしれませんね。
中心となるひとつの旋律と、その伴奏的に後から出る旋律のみの、
素朴で透明感のある作品です。

クリーガーはバッハより約40年前の世代で、ヘンデルを見出したのも彼だと言われています。
バロックの原点とも言えるシンプルなこの作品からは、
現代では複雑になってしまった音楽が持つ、本来の魅力が伝わってくるかのようです。



*プレイヤー上段がピアノ版、下段がギター版です。

Johann Philipp Krieger:Menuet

http://classical-music.aki.gs/013-Krieger-Menuet-Piano.mp3


http://classical-music.aki.gs/012-Krieger-Menuet-Guitar.mp3


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posted by アンドウトワ at 05:43 | 器楽曲・ギター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする