2008年07月16日


ヴェルディ:歌劇《椿姫》より 「乾杯の歌」

パヴァロッティ・フォーエヴァー
パヴァロッティ(ルチアーノ) バルトリ(チェチーリア)
UNIVERSAL CLASSICS(P)(M) (2007-10-10)
おすすめ度の平均: 4.0
4 歴史的遺産として持っていたいCD

♪歌劇の開幕を盛り立てる華々しい歌

イタリア歌劇を代表する名作として広く知られる「椿姫」ですが、
1853年3月、ヴェネチアのフェニーチェ劇場での初演は大失敗でした。

主人公ヴィオレッタを演じたソプラノ歌手が
あまりに健康的に太っていて少しも病人らしくなく、
肺病で医者から危篤を宣告される最後の幕では
観客から失笑が起こり悲劇どころではなくなってしまったのです。
その上、テノールの声が悪く、バリトンの練習不足もたたりました。

しかしヴェルディは「この歌劇の真価は、やがて時が証明してくれるだろう。」
と作品に対する自信を崩しませんでした。

その言葉通り、翌年の同地での再演は成功を収め、その後はご存知のように、
オペラの中のオペラとして愛され続けることになります。

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「乾杯の歌」は歌劇の開幕から間もない、第1幕のはじめに登場する有名な歌です。

ヴィオレッタのサロンを訪ねたアルフレッドが、
周囲に勧められてまず歌いだし、続いてヴィオレッタが2コーラス目を、
最後には全体合唱で同じ旋律を歌い、歌劇の始まりを盛り立てます。





Verdi:La Traviata "Libiamo"
ヴェルディ:乾杯の歌.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 09:23 | 歌劇 (Opera) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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