2008年03月31日


リヒャルト・シュトラウス:交響詩 「死と変容」 Op.24

R・シュトラウス:管弦楽曲集
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
EMIミュージック・ジャパン(1999-03-25)
おすすめ度の平均: 5.0
5ドイツ最高の巨匠、最後の輝き
5稀代のドラマティックな演奏
5堪能!!!フルヴェン流オーケストラドライブ

♪闘争と浄化を描いた崇高な交響詩

リヒャルト・シュトラウスはバッハから連なるドイツ、オーストリア系
作曲家、王道の系譜を締めくくる最後の大作曲家です。

交響詩、オペラに数々の名作を残しましたが、
とかく外面的に響きがちな彼の管弦楽作品の中にあって、
病床の体験を元に書かれたこの「死と変容(浄化)」は、
ベートーヴェン、ワーグナー級の感動を味わえる崇高な作品です。

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近づく死の影、それとの闘争、過去への憧憬などを経て、
音楽はやがて地上の束縛を離れた「浄化のテーマ(19:14)」へと導かれていきます。

私はこの曲に人間の「エゴの死」と「真我(本当の自分)の覚醒」を感じます。
音楽から何を受け止めるかは聴く人の自由です。
みなさんもそれぞれのイメージを膨らませながら聴いてみてください。





R.Strauss:Tod und Verklarung Op.24
R.シュトラウス:死と変容.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 08:22 | 管弦楽曲 (Orchestral) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする