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2011年04月18日


中田喜直:金子みすヾ 童謡歌曲集《ほしとたんぽぽ》より 「こだまでしょうか」

みんなちがってみんないい〜金子みすゞの詩によせて
定価:¥ 2,499
新品最安価格:5%OFF ¥ 2,374 (1店出品)
発売日:1999-08-25
メーカー:アート・ユニオン
カテゴリー:CD
アーティスト:江川きぬ
時間:56(分)

♪童謡詩人・金子みすヾの詩に中田喜直が作曲

震災後に流れたACのテレビCMで、ひとりの女流詩人にスポットがあたっています。
大正末期に発表した作品で、西條八十に『若き童謡詩人の巨星』と称賛されながら、
昭和5年(1930年)26歳の若さで世を去った幻の童謡詩人・金子みすヾです。

みすヾの作品には同時代のどの詩人にも見られない、独特の世界観があります。
それは生きとし生けるものすべてへのあたたかな眼差しであり、
凡人には及びもつかないような、宇宙的視点からのものごとへの洞察です。

みすヾは幼い頃から笑顔を絶やさない、やさしく皆から信頼される少女でした。
成績優秀で級長も務める優等生だったようです。
それだけに人には見せない、悲しみの累積は大きかったのかもしれません。

詩を見ればわかるように、みすヾの鋭敏な感受性には、胸が痛くなるほどです。
凡人にはなんでもないことが、彼女には耐え難い現象だったのかもしれません。
真の芸術家のみが備える特質です。

そんなみすヾに天が与えた夫は、女遊びに明け暮れ、放蕩を繰り返し、
果てはみすヾに性病を移して苦しめ、詩作も禁じたどうしようもない男でした。
みすヾが自死を選んだのは、夫が娘の親権を嫌がらせのように主張し、
ついには連れ去ろうとしたことへの抵抗からでした。

しかし、そうした責め苦の中、みすヾの作品はいよいよ深みを増していきます。
そして、現代にもまったく古さを感じさせないほどの高みに到達するのです。

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みすヾの作品は多くの芸術家たちにインスピレーションを与えてきました。
音楽の分野でもたくさんの作曲家やアーティストたちが、
みすヾが書いた詩をもとに、思いおもいの作品を作り上げています。

中田喜直は早くからみすヾの詩による合唱曲を手がけていました。
みすヾ作品に対する理解度、詩と旋律の一体感、独特な和声の伴奏など、
どれをとっても、みすヾ歌曲のスタンダードと呼べる間違いのない内容です。


こだまでしょうか
金子みすヾ

「あすぼう」っていうと
「あすぼう」っていう。

「ばか」っていうと
「ばか」っていう。

「もうあすばない」っていうと
「あすばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、だれでも。(そう)

(JULA出版局)





ケロオケ
中田喜直:金子みすヾ 童謡歌曲集《ほしとたんぽぽ》より 「こだまでしょうか」
NAKADA, Yoshinao:Kodama de Syouka (KANEKO, Misuzu)


*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



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posted by アンドウトワ at 00:14 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする