2011年04月08日


ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》より 「月に寄せる歌」

ヴォイス・オブ・ザ・ヴァイオリン
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レビュー平均: 5.0点 (1人がレビュー投稿)
5.0点 名曲の宝箱や!
発売日:2006-10-18
メーカー:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
アーティスト:ベル(ジョシュア) ネトレプコ(アンナ)

♪森の精ルサルカが王子を想って歌う名アリア

銀色に輝く月よ あの人に伝えておくれ
私の想いはいつも あなたをこの手に抱きしめていると
夢の中のひとときでも 私のことを思い出してほしいと
彼方のあの人を照らして伝えておくれ
私はここで待っていると!

あまり印象にないですがドヴォルザークは生涯に、11作ものオペラを書いています。
その中でも特に知られ、よく上演されているのは第10作の「ルサルカ」です。

ルサルカとはスラヴ神話の水の女神のことです。
若くして死んだ花嫁や水の事故で死んだ女性がなるといわれます。

このルサルカ神話を題材に、ヤロスラフ・クヴァピルが台本を書き上げ、
ドヴォルザークが1900年4月から11月に作曲したのが歌劇「ルサルカ」です。
初演は1901年3月31日にプラハ国民劇場にて行われました。

物語は人魚姫を思わせる、悲しくもメルヘンチックな話です。
森の精ルサルカが通りかかった王子に恋をするところから始まります。

魔法使いのイェジババは、ルサルカが人間の姿をしている間は、
言葉をしゃべれないことと、王子がルサルカを裏切った時には、
王子と一緒に湖水に身を投げることを条件にルサルカを人間にします。

美しい娘となったルサルカを王子は見初め、城へ連れ帰り妻とします。
しかし、祝宴の席で口をきかないルサルカに、不満を持った王子は、
訪れた外国の王女に心変わりしてしまいます。

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魔法使いイェジババは、ルサルカが元の姿に戻るには、
裏切った王子の血が必要だと語り、ルサルカにナイフを渡します。
しかし、ルサルカはそれを拒み、ナイフを捨ててしまいます。

自分の過ちに気づき、ルサルカに抱擁と口づけを求める王子。
それは王子に死をもたらすと拒むルサルカでしたが、
「この口づけこそ喜び、幸いのうちに私は死ぬ」と答える王子を、
ルサルカは抱いて口づけ、ふたりは湖の底へと沈んでいくのでした…。

「月に寄せる歌」は第1幕でルサルカが王子を想って歌う名アリアです。
単独で歌われることも多く、ソプラノがこぞってレパートリーとしています。





ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》より 「月に寄せる歌」
A.Dvorak:"Měsíčku na nebi hlubokém" -Rusalka-



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 14:36 | 歌劇 (Opera) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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