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発売日:2007-07-18 メーカー:ユニバーサル ミュージック クラシック アーティスト:アンネット・一恵・ストゥルナート | |||
♪日本の心を映し愛され続ける代表的な文部省唱歌
文部省唱歌として有名な、春の小川、春が来た、朧月夜、紅葉(もみじ)、故郷…。
これらの歌はみな、作詞・高野辰之、作曲・岡野貞一のコンビによるものです。
当時の尋常小学唱歌(文部省唱歌)は、文部省が著作権を所有したため、
個々の楽曲の作者は昭和40年代まで、長らく公にはされていませんでした。
岡野貞一のご子息や親類によると、家族でさえまったく知らなかったといいます。
岡野貞一(1878−1941)は、明治から昭和時代前期の作曲家です。
大変貧しい家庭に生まれ、さらに7歳の時父を亡くし、生活は至って困難なものでした。
14歳の時に地元の鳥取教会で洗礼を受け、そこで讃美歌やオルガンに触れました。
のちに移住した岡山で、岡山教会の宣教師アリス・アダムス女史からオルガンを習い、
その才能を認められた貞一は東京音楽学校へ入学しました。
この時の仲間には瀧廉太郎もいました。
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卒業後は教授になり、日曜には教会でオルガンを弾き、聖歌隊の指導を続けました。
文部省から唱歌の作曲・編集を依頼されたのは、貞一が助教授時代のことです。
クリスチャンだった貞一は、作曲の上で讃美歌から大きな影響を受けたといいます。
代表曲のひとつ「故郷」も、そうした讃美歌の旋律にヒントを得たとされています。
讃美歌を作らなかった貞一は、小学校唱歌にその思いを託したのでした。
ふ る さ と
作詞 高野辰之
作曲 岡野貞一
1.兎(うさぎ)追いしかの山 小鮒(こぶな)釣りしかの川
夢は今もめぐりて 忘れがたきふるさと
2.如何(いか)にいます父母 恙(つつが)なしや友がき
雨に風につけても 思いいずるふるさと
3.こころざしをはたして いつの日にか帰らん
山は青きふるさと 水は清きふるさと
東日本の震災後、あるラジオ番組で応援歌のリクエストを募ったところ、
もっとも多くの数を集めたのが、この「故郷」だったそうです。
「故郷」は被災地でも特によろこばれる曲のようです。
また、この曲はNHKの後世に残したい歌でも、第2位に選ばれていました。
日本人にとっては何か特別な歌なのかもしれません。
いえ日本に限らず世界的にも、それぞれの言語で愛唱されている曲でもあります。
今回、この「故郷」のファイルについては、ライセンス・フリーではなく、
著作権放棄の完全フリー素材とさせていただきます。
被災地の復興に向けて、少しでもお役に立てていただけたら幸いです。
岡野貞一:故郷 - ふるさと [管弦楽版] 320Kbps
Okano, Teiichi:Furusato - Home Country [Orchestral]
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
岡野貞一:故郷 - ふるさと [ヴァイオリン二重奏版] 320Kbps
Okano, Teiichi:Furusato - Home Country [2 Violin]
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