定価:¥ 5,000 新品最安価格:14%OFF ¥ 4,252 (5店出品) 発売日:2008-12-24 メーカー:ユニバーサル ミュージック クラシック 出演:バーンスタイン(レナード) アスペクト比:1.33:1 フォーマット:Color Dolby DTS Stereo 時間:92(分) | |
♪「音をもって表現しうるもっとも悲痛なるもの」…ワーグナー
9曲の交響曲、16曲の弦楽四重奏曲、32曲のピアノソナタ - 。
この三つのジャンルがベートーヴェン作品の主要な柱とされています。
交響曲がベートーヴェンの顔であることは言うまでもありませんが、
残るふたつもベートーヴェンが、生涯に亘って手がけた言わばライフワークです。
ですからそこにはその時々のベートーヴェンの精神的、音楽的過程が表れています。
ベートーヴェンが弦楽四重奏曲に着手したのは、交響曲と同じ30歳の時でした。
耳疾をきっかけに社交的だった性格が一変したベートーヴェン。
カントやプラトンなどの哲学書を読み、思索にふけり、人生に真摯になっていきます。
そこには親友でヴァイオリニストのカール・アメンダの存在がありました。
夜を徹してたがいの思想を語り合ったアメンダとベートーヴェンは、
切磋琢磨し刺激しあう中で、やがてそれぞれの進む道へ歩んでいきます。
アメンダは教会の司教に、ベートーヴェンは音楽で啓蒙する作曲家に。
弦楽四重奏曲にはベートーヴェンのこうした思想性が色濃く表れています。
マーラーの編曲でも知られる、第11番「セリオーソ」から十数年を経て、
その間に第九やミサ・ソレムニスなどの大曲を挟みながら、
再びベートーヴェンは金字塔となる、後期弦楽四重奏曲の作曲に着手します。
これらは第九以降のベートーヴェンの心境を知る手がかりとなる作品群です。
大規模な管弦楽曲を離れたベートーヴェンは、
残りの情熱のすべてを弦楽四重奏曲の作曲に注ぎ込みました。
スポンサードリンク
その頂点のひとつとも言えるのが弦楽四重奏曲 第14番 作品131です。
他からの要望ではなく自らの創作欲のままに作られたこの作品は、
奥行きと深みのある、高い芸術性を聴くものに感じさせます。
第1楽章をワーグナーは「音をもって表現しうるもっとも悲痛なるもの」と評し、
カール・ホルツに連れられて、初演を聴いたシューベルトは大変興奮して、
「この曲のあとに一体何を書けというのだろう」と語ったといわれています。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 Op.131 第6楽章
L.V.Beethoven:String Quartet No. 14 in C♯ minor, Op. 131
6. Adagio quasi un poco andante
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
スポンサードリンク
【関連する記事】
- クライスラー:愛の悲しみ
- フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調 第4楽章
- ドヴォルザーク:《4つのロマンティックな小品》 Op.75 第1曲 カヴァティー..
- パッヘルベル:3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ 二長調
- タルティーニ:悪魔のトリル (ヴァイオリンソナタ ト短調) 第1楽章
- ペルゴレージ:シチリアーノ
- ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130 第5楽章 「カヴ..
- ガブリエル=マリ:金婚式 -La Cinquantaine-
- クライスラー:愛の喜び
- ドビュッシー:レントより遅く
- トセリ:嘆きのセレナーデ
- ハイドン:弦楽四重奏曲第17番 へ長調 Op.3-5 第2楽章 「セレナーデ」