新品最安価格:15%OFF ¥ 1,543 (4店出品) レビュー平均:
4.7点 (9人がレビュー投稿)
発売日:2000-05-24 メーカー:BMGインターナショナル アーティスト:ボストン・ポップス・オーケストラ | ||||
♪多彩な才能を見せるアメリカ軽音楽の巨匠
コンサートのステージ上に所狭しと並べられた、音楽とは無関係に見える品々…。
壁掛け時計、タイプライター、犬、猫、馬、鞭、などなど。
そして現れた主役の作曲家は演奏中に、猫を鷲づかみにして鳴かせ、
馬を引いて歩かせたり、タイプライターを打ち続けたりとやりたい放題。
初めての観客はコンサートなのか、手品ショーなのかわからなくなったといいます。
この作曲家こそ数々のセミ・クラシカルな作品で知られるルロイ・アンダーソン。
全盛時にはオーケストラで最も取り上げられる米国の作曲家といわれた人物です。
教会オルガニストを務める母親からピアノの手ほどきを受けたアンダーソンは、
ハーバード大学に進むとそこで楽理、対位法、和声、作曲を学びました。
またニューイングランド音楽院にも通い、ピアノとコントラバスのレッスンを受けました。
その後、大学で教鞭を執るかたわら、バンドマスターやダンスホールのベース奏者、
学生合唱団の指揮者や教会オルガニストなどを務め、
1942年に音楽家になるまでの間は、博士号を持つ言語学者として研究を続けました。
音楽においても芸術学学士号と修士号を得ていたアンダーソン。
何足もの草鞋を同時に履く天才肌の人だったのです。
スポンサードリンク
彼を見出した指揮者アーサー・フィードラーの勧めで作曲した「ジャズ・ピチカート」は、
その後のアンダーソンの人生を決めるようなヒットとなり、以降、彼の作品の多くは、
フィードラー指揮のボストン・ポップスによって世に送られていきました。
「トランペット吹きの休日」はカバレフスキーの「道化師のギャロップ」や、
オッフェンバックの「天国と地獄」などと並ぶ、運動会の定番BGMとしても知られます。
アンダーソンの作品には他にも「そりすべり」「タイプライター」など、
誰もが一度は耳にしたことがあるおなじみの曲が数多くあります。
しかし「曲は知っているが作曲家は知らない」と扱われることが多いのも事実です。
作曲家ジョン・ウィリアムズはアンダーソンを「アメリカ軽音楽の巨匠」と評しています。
L.アンダーソン:トランペット吹きの休日
Leroy Anderson:Buglers Holiday
*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです
Leroy Anderson:Buglers Holiday
*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです
スポンサードリンク
【関連する記事】
- オルフ:世俗カンタータ 《カルミナ・ブラーナ》 より 「おお、運命の女神よ」
- オッフェンバック:喜歌劇 《天国と地獄》 序曲
- J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
- アンゲラー (L.モーツァルト):おもちゃの交響曲 第1楽章
- サン=サーンス:死の舞踏 Op.40 (リスト編曲 S.555)
- アルビノーニ:《弦楽とオルガンのためのアダージョ》 ト短調
- ヴィドール:オルガン交響曲第5番 ヘ短調 Op.42 No.1 第5楽章 「トッ..
- サティ:ジムノペディ No.1 [ピアノ版]
- サティ:グノシエンヌ 第1番
- 伊福部 昭:映画 『ゴジラ』 メインタイトル
- エルガー:愛のあいさつ Op.12sgr
- J.F.ワーグナー:双頭の鷲の旗の下に