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発売日:2010-01-20 メーカー:エイベックス・マーケティング アーティスト:オーケストラ・アンサンブル金沢 金聖響 高木綾子 フォーマット:Hybrid SACD | ||
♪オランダの商人ド・ジャンの依頼で書かれたフルート音楽の傑作
モーツァルトはフルートという楽器があまり好きではなかったと伝えられます。
よく引き合いに出されるのが、モーツァルトが手紙に書いた次の言葉です。
「我慢できない楽器のために書かなくてはならない時は、いつも気が乗らなくなります」
当時のフルートはフルート・トラベルソというまだ未完の楽器でした。
現在のベーム式とは異なり、穴を指で直接ふさいで音を出すという方式だったので、
音程が定まらず、敏感だったモーツァルトにはそれが我慢ならなかったといいます。
しかし、この協奏曲を聴く限り、そうした事情はまったく感じられません。
むしろフルートの魅力を充分引き出し、自由で完成された音楽を生み出しています。
このことが状況や気分に左右されない、モーツァルトの天才を示しています。
2曲のフルート協奏曲を書いた頃のモーツァルトは、マンハイムで就活中でした。
この地に必要以上に留まったのは、想いを寄せる人、アロイジアがいたからです。
モーツァルトはアロイジアをソプラノ歌手として、イタリアで成功させようと考えていました。
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第2番が転用作のため、事実上、唯一のモーツァルトのフルート協奏曲である第1番には、
恋の只中だったモーツァルトの、高揚した気分が反映されているかのようです。
しかし父親のレオポルドは、恋愛に夢中の息子のことが心配でならず、
手紙で速くパリへと発つよう促したため、モーツァルトの想いは絶たれてしまいました。
アロイジアが結婚した後も、モーツァルトは彼女のために多くのアリアを作曲しました。
そして、アロイジアの妹こそがモーツァルトの妻となるコンスタンツェだったのです。
さらに二人の叔父はロマン派の開祖とされる、マリア・ウェーバーの父なのでした。

モーツァルト:フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313 第1楽章
Wolfgang Amadeus Mozart:Flute Concerto No.1 in G major, K.313
1. Allegro maestoso
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