2016年02月14日


E.モリコーネ:映画「ミッション」から “ガブリエルのオーボエ”

Morricone.jpg ♪史実に基づく映画から生まれたオーボエの名曲

映画「ニューシネマ・パラダイス」で知られるイタリア映画音楽の巨匠、
エンニオ・モリコーネを代表する曲として近年、特に人気の高い作品です。

モリコーネが作曲を担当した1986年のイギリス映画「ミッション」は、
1750年代の南米・パラナ川上流域(現在のパラグアイ付近)を舞台に、
先住民族へのキリスト教布教に従事するイエズス会宣教師たちの姿を描いています。
布教活動は困難を極め、先住民に襲われ命を落とす者もいたほど。

宣教師ガブリエルはそんな状況下、ひとり森林に分け入り、
神への賛美の曲を自らのオーボエで奏でます。
それに惹かれ、警戒しながらも少しずつガブリエルに近づく先住民たち…。


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やがて音楽の音色は両者を結びつけ、ジャングルに「賛美の教会」が建てられます。
この音楽が「ガブリエルのオーボエ」として知られる曲です。
劇中では無伴奏の演奏で、途中で途切れてしまいますが、
他にモリコーネ自身のオーケストラ版を始め、様々な編曲版があります。

サラ・ブライトマンが歌う「ネッラ・ファンタジア」は、この曲に歌詞をつけたものです。
歌にすることを断り続けるモリコーネに対し、何度にも渡る手紙での交渉の末、
やっとのことで許可に至ったとサラ・ブライトマンは語っています。
その後イル・ディーヴォやポール・ポッツ等、多くの歌手がこの歌をカバーしています。

美しい旋律はフィギュア・スケートにもぴったりで、演技曲としてよく用いられています。
また最近では韓国ドラマ「ベートーベン・ウィルス」での演奏シーンが印象的でした。

*フィギュア・スケート安藤美姫選手が使用していたのは、ヨーヨー・マのチェロ盤です。


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レビュー平均: 4.0点 (1人がレビュー投稿)
4.0点 映画のハイライト的な趣向
発売日:2004-11-17
メーカー:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
クリエーター:モリコーネ(エンニオ)(指揮)


E.モリコーネ:映画「ミッション」から “ガブリエルのオーボエ”
Ennio Morricone:Gabriel's Oboe from "The Mission"


*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 10:29 | 映画音楽・ミュージカル・ポピュラー (Soundtrack/Musical/Pops) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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