2011年01月30日


マーラー:交響曲第1番 ニ長調 「巨人」 第2楽章

マーラー:交響曲第1番「巨人」
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レビュー平均: 5.0点 (2人がレビュー投稿)
発売日:2008-11-19
メーカー:SMJ(SME)(M)
クリエーター:ワルター(ブルーノ)(指揮) コロンビア交響楽団(演奏)

♪マーラーの音楽のエッセンスが凝縮された初期の傑作

「Mozarterl … (オーストリア方言でモーツァルト)」 - それが彼の臨終の言葉でした。

後期ロマン派時代の指揮者・作曲家として活躍したグスタフ・マーラーは、
1860年、オーストリア領だったチェコのカリシュトという小さな村に生まれました。
父親ベルンハルトは酒造業を創業し経営する地元ユダヤ人社会の実業家でした。

15歳でマーラーはウィーン楽友協会音楽院にてローベルト・フックスに師事。
17歳では ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受けています。
その後まずは指揮者として活動を始め、ヨーロッパ各地でキャリアを積みました。

生前のマーラーは作曲家としてより、才能ある指揮者として有名で、
作曲に関しては地元ウィーンでもほとんど受け入れられない状態でした。
マーラーが現在のような不動の評価を得るようになったのは、
バーンスタインの指揮などによりブームが起きた、1970年代以降です。

1883年(23歳)に副指揮者として赴任したドイツ中部、カッセルの宮廷歌劇場で、
マーラーはその歌劇場にいたソプラノ歌手、ヨハンナ・リヒターに好意を寄せます。
そしてその想いを「花の章」という自作の小品に込めましたが、結局その恋は実らず、
失恋の痛手は同時期に作曲の歌曲「さすらう若人の歌」に影を落としました。

やがて「花の章」や「さすらう若人の歌」の主題を引用した交響詩が生まれます。
それぞれに標題が付く5楽章からなるこの作品は、同年にブダペストにて初演後、
当時彼が愛読していたジャン・パウルの小説にちなんで「巨人」と名づけられました。

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その後度重なる改訂を経て、最終的には全4楽章の交響曲として出版されました。
この時削除された「巨人」のタイトルは、通称として今も使われています。

交響曲第1番はマーラーとしては親しみやすく、入門に最適です。
彼の交響曲に多い声楽がなく時間的にも適度なため、演奏会ではよく取り上げられます。
マーラーをほとんど指揮しなかったフルトヴェングラーも、
「巨人」は1925年と1929年の二度に渡って(それぞれ2日公演)振っています。
フルトヴェングラーが指揮したマーラーの交響曲はほかに、
1924年の第3番と1932年の第4番(それぞれ2日公演)があるのみです。





マーラー:交響曲第1番 ニ長調 「巨人」 第2楽章
Gustav Mahler:Symphony No.1 in D major "Titan"
2. Kräftig bewegt, doch nicht zu schnell



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 00:38 | 交響曲 (Symphony) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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