2016年03月17日


オルフ:世俗カンタータ 《カルミナ・ブラーナ》 より 「おお、運命の女神よ」

Tchaikovsky-07.jpg♪シンプルで力強い旋律と原始のリズム

カール・オルフはドイツ・ミュンヘン出身の作曲家、教育家です。
5歳でリストの孫弟子にあたる母親からピアノを習い始め、
石板の上に音符を書いたと言われています。

ミュンヘン音楽アカデミーを卒業後、室内楽団の楽長を務め、
兵役を経てのち、ドイツ各地の歌劇場の指揮者を歴任しています。
また、1924年に出会った舞踏教師のドロテー・ギュンター と共に
リズム、ダンス、音楽を体系的に教える「ギュンター学校」を設立。
以後も特定のメソッドを持たない、子どもの音楽教育に尽力しました。

作曲家としてはこうした音楽教育のための作品もありますが、
何と言っても代表作「カルミナ・ブラーナ」を始めとする音楽劇によってその名を残しています。
1803年、ドイツ南部のバイエルンにあるベネディクト会ボイレン修道院で、
若者の怒りや恋愛の歌、酒や性、パロディなどの世俗的な内容を持つ詩歌集が発見されました。


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オルフはここから24篇を選び(内1曲はオルフの自作)、
シンプルな和声、旋律と原始的で強烈なリズムが特徴の音楽をつけました。
これが舞踊手を伴う、合唱と大規模なオーケストラによる音楽劇「カルミナ・ブラーナ」です。

オルフは「私のキャリアはここから始る」と言って、
それ以前の自作曲をすべて破棄させてしまいました。
しかしその自信の通り「カルミナ・ブラーナ」は20世紀を代表する音楽のひとつになりました。
この音楽劇中の合唱曲「おお、運命の女神よ」は作品全曲中でも特に有名です。


オルフ:カルミナ・ブラーナ
ヨッフム(オイゲン)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2001-10-24)
おすすめ度の平均: 5.0
5この曲は矢張りこれが‥
5最高のカルミナ これに勝る演奏なし
4超えられないのか?
5才気煥発、これは空前絶後の名演っすね!
31967年に録音されたので、音質が...


オルフ:世俗カンタータ 《カルミナ・ブラーナ》 より 「おお、運命の女神よ」
Carl Orff:O Fortuna from cantata "Carmina Burana"


*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 14:14 | 声楽曲 (Vocal music) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする