メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
posted with あまなつ on 2008.10.19
ハイフェッツ(ヤッシャ)
BMG JAPAN(2007-11-07)
BMG JAPAN(2007-11-07)
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♪4大ヴァイオリン協奏曲に数えられる名作
2007世界フィギュア大会は、女子では安藤美姫選手が金メダル、
浅田真央選手も驚異の追い上げで銀と見所満載でしたが、
男子でも高橋大輔選手が日本男子初の銀メダル獲得と、連日日本勢が大活躍でした。
その高橋選手が初日のSPで使っていた曲が、
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。
1878年、チャイコフスキーはアントニーナとの結婚生活に疲れ果て、
ヨーロッパに向けて保養の旅行に出ます。
この頃、彼はメック夫人という心強いパトロンを得て、
生活にはまったく困らなくなっていました。
そのため音楽院の教授職も辞め、晴れて自由の身となっていたのです。
保養先のスイスやイタリアでチャイコフスキーはすっかり元気を取り戻し、
再び精力的に作曲に向かうようになりました。
旅先のひとつ、パリで見たサラサーテ独奏による
ラロの「スペイン交響曲」に刺激され、
弟子のヴァイオリニスト、ヨーゼフの助言を受けながら
このヴァイオリン協奏曲を書き上げました。
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ところが作品を献呈しようとした名ヴァイオリニストのアウアーに
「演奏不能」と切り捨てられ、そのまま3年間この協奏曲は
眠ったままでした(「ピアノ協奏曲第1番」も同じような経緯をたどっています)。
その後、親しい友人のひとりブロドスキーが何度も演奏で
取り上げることで、ようやく真価を認められるようになりました。
今ではベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスと並ぶ
“4大ヴァイオリン協奏曲”のひとつとして愛されているのはご存知の通りです。

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