2016年08月04日


ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.23


ショパン:バラード&スケルツォ全集
ルービンシュタイン(アルトゥール)
BMG JAPAN (2007-11-07)
おすすめ度の平均: 5.0
5 清々しさの中にある味わい深さ
5 大人のショパン
5 素晴らしい


♪ドラマチックな叙情性をもったピアノ曲のバラード

バラードとは中世の吟遊詩人が竪琴を手に弾き語っていた、
物語性のある叙情的な歌が元来の意味です。

現代でもスローでドラマチックな歌をバラードとよく呼びますが、
テンポが遅めという点を除けば、大筋は同じ意味だと言えます。

ショパンはこのバラードを初めて、ピアノ曲として確立させました。
4曲あるバラードは、ポーランドの詩人アダム・ミツキェヴィッチの詩に
インスパイアされて作曲されたと言われています。

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「バラード第1番」は作曲家としてのショパンにとってはごく初期の作品で、
4曲中でも特に高い人気を集めています。
陰鬱なト短調の第1主題に続いて登場する変ホ長調の第2主題(2:50)は、
いかにもショパンらしい叙情性に満ちた美しい旋律が印象的です。

シューマンも「大変優れた作品」と愛したこの曲は、シュトックハウゼン男爵に献呈されました。


ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.23
Chopin:Ballad No.1 in G minor, Op.23

https://classical-sound.up.seesaa.net/Chopin-Ballad-No1.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 08:02 | 器楽曲・Piano | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする