
♪第34話:【特別編】ウクライナの平和への祈りを込めて… 主席指揮者 アンドウトワからのメッセージ Part2
みなさん、こんにちは。
CMSLシンフォニックオーケストラの主席指揮者 アンドウトワです。
実はウクライナの方々のためにレコーディングしたのは「ローエングリン前奏曲」だけではありません。
もう一曲、ロシアの作曲家ムソルグスキーが作曲した組曲「展覧会の絵」から第10曲の「キエフ(キーウ)の大門」も録音していました。
「展覧会の絵」はムソルグスキーが急死した親友の建築家・画家ハルトマンの遺作展を訪れた際、そこで見た絵画から得た印象をもとに10曲の組曲として作曲されました。
のちにムソルグスキーが書いた原典のピアノ譜を管弦楽の魔術師と謳われたラヴェルが編曲。見事なオーケストレーションにより原曲の魅力を最大限に引き出し、そちらも広く親しまれています。
特に終曲の「キエフ(キーウ)の大門」には霊感が漲り、後半で3連を刻む弦を背後にホルンが半音下降するあたりからは、地上を超えた宇宙的なスケール感さえ漂っています。
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