=テレビ・映画&CM etc. … 最近話題のクラシック=

2022年12月30日


ボロディン:歌劇 《イーゴリ公》より 「ダッタン人の踊り」 [2022] / Alexander Porfir'yevich Borodin: Prince Igor : Polovtsian Dances

Borodin-01.jpg♪懐かしく琴線に触れる名旋律

『イーゴリ公』は、ボロディンによって書かれた序幕付きの4幕からなるオペラです。
中世ロシアの叙事詩『イーゴリ遠征物語』を題材に、1185年、
キエフ大公国の公(クニャージ)イーゴリ・スヴャトスラヴィチによる、
遊牧民族ポロヴェツ人に対する遠征を描いています。

ボロディンはこの作品を完成させないまま1887年に死去したため、
リムスキー=コルサコフとグラズノフの手により完成されました。

総譜には「このオペラはリムスキー=コルサコフが序幕と第1・2・4幕、第3幕の
「ポロヴェツ人(韃靼人)の行進」の編曲されていなかったところを編曲し、
グラズノフはボロディンに残された断片を使い、第3幕を構成し作曲し、
ボロディンが何度かピアノで弾いた序曲を思い出し再構成と作曲をした。」と書かれています。



初演は1890年11月4日、サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場にて行われました。
アメリカでの初演は1915年12月30日、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場にて行われました。

日本での初演は1965年のスラブ歌劇ザグレブ国立劇場合唱団、管弦楽はNHK交響楽団によります。

このオペラの中の序曲、「ポロヴェツ人(韃靼人)の踊り」(第2幕)は有名で、
広くオーケストラ・コンサートなどでも演奏されています。
また、この2曲に「ポロヴェツ人の娘たちの踊り」「ポロヴェツ人の行進」を加えて
組曲のようにも扱われています。

*ベルリンフィルハーモニー大ホールの舞台から20m付近の音響を使用しています。
テンポを中心に演奏内容にも修正を加えています。


ボロディン:歌劇 《イーゴリ公》より 「ダッタン人の踊り」 [2022]
Alexander Porfir'yevich Borodin: Prince Igor : Polovtsian Dances [12:45]



Borodin-Prince-Igor-Polovtsian-Dances-2022.mp3



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posted by アンドウトワ at 10:21 | 管弦楽曲 (Orchestral) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月17日


チャイコフスキー:バレエ音楽《くるみ割り人形》から 第2幕 第14曲 パ・ド・ドゥ [2022] / P.I.Tchaikovsky:The Nutcracker Act2 14. Pas de Deux -Adage

Tchaikovsky-03s.jpg♪クリスマスにふさわしい包容力ある旋律

「花のワルツ」「こんぺい糖の踊り」など、誰もが知る名旋律が並び、
音楽を聴くだけでも充分に楽しめるチャイコフスキーの「くるみ割り人形」。

毎年、クリスマスになるとこのバレエが上演され、
併せて作曲家自身が選んだ楽曲で構成された組曲も親しまれています。

物語は主人公のクララがクリスマスの夜に見た夢が題材で、
ロマンチックでメルヘンに富んだ世界が、華やかな踊りと音楽で展開していきます。

「パ・ド・ドゥ」は第2幕の後半で「花のワルツ」の後に演じられる4曲からなるセットです。
そのトップを飾る「アダージュ」は、このバレエでも旋律美の豊かさが際立っています。

美しく、温かいクリスマスにぴったりの作品で、特に後半の4:25から現れる旋律は
この曲の白眉で、何度聴いても胸に染み渡る響きがあります。



そしてこの部分にこそ最もクリスマスにふさわしいぬくもりと愛を感じます。
一年間の様々な苦労や涙、傷、疲れなどのすべてを包み込み洗い流すかのようです。

世の中には数えきれないほどのクリスマスソングが存在しますが、
「パ・ド・ドゥ」のこの旋律ほどに"クリスマス"を感じる音楽は他にありません。
世界で今も続く多くの困難が収まることを願い、3年ぶりにお届けすることにしました。

弦が奏でる白眉の旋律をより前に出すために、今回は金管のひずみを改め、
他の楽器群も極力、音を抑えた演奏を心がけました。

*ベルリンフィルハーモニー大ホールの舞台から20m付近の音響を使用しています。


チャイコフスキー:バレエ音楽《くるみ割り人形》から 第2幕 第14曲 パ・ド・ドゥ [2022]
P.I.Tchaikovsky:The Nutcracker Act2 14. Pas de Deux -Adage [5:55]



Tchaikovsky-Nutcracker-Pas-de-Deux-Adage-2022.mp3



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posted by アンドウトワ at 11:32 | バレエ音楽 (Ballet music) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月02日


ワーグナー:楽劇 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 第1幕への前奏曲 [2022] / Richard Wagner:Die Meistersinger von Nuernberg Vorspiel act 1

Wagner-03.jpg♪独立して演奏される機会も多い堂々たる前奏曲

楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、神話や架空の世界を舞台とする
壮大なスケールの他の多くのワーグナー作品とは違い、
中世ドイツのマイスタージンガーたちの実生活を題材とした、
ワーグナーとしては珍しくユーモラスで楽しい作品です。

14世紀ドイツには、職人たちの親方でありながら詩人、音楽家としても活動する
「マイスタージンガー」と呼ばれる存在が多くいました。
ことにニュルンベルク地方で盛んで、今もギルドの集会所などに面影を残しています。

作曲は1845年に着手され1867年に完成、翌年にミュンヘンで初演されました。
抒情的で美しい旋律の「懸賞の歌」は、劇中で最も知られています。

第1幕への前奏曲には、ベートーヴェンの交響曲にも通じるような高貴さ、気高さがあり、
楽劇の前奏曲のみに留まらない、独立した作品として成立する力があります。

モーツァルト「ジュピター」、ベートーヴェン「運命」、シューベルト「ザ・グレイト」、
ブラームス「交響曲第1番」、ブルックナー「交響曲第8番」、R.シュトラウス「死と変容」など、
ドイツ・オーストリアの伝統的な音楽の中でも、ハ長調で肯定的に力強く集結する
管弦楽曲のひとつとして、王道を行く堂々たる響きをもっています。




*演奏と音響を改めた新録音です。
ベルリンフィルハーモニー大ホールの舞台から20m付近の音響を使用しています。


ワーグナー:楽劇 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 第1幕への前奏曲 [2022]
Richard Wagner:Die Meistersinger von Nuernberg Vorspiel act 1 [10:38]




Wagner-Die-Meistersinger-von-Nuernberg-Vorspiel-act1-2022.mp3



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posted by アンドウトワ at 09:45 | 管弦楽曲 (Orchestral) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする