
♪未完のままに終わった理由は今も謎のまま…
交響曲第8番『未完成』はオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルトが1822年に作曲した未完の交響曲です。
シューベルトの代表作のひとつであり、ベートーヴェンの『運命』、ドヴォルザークの『新世界』などと並んで「三大交響曲」に数えられることもある人気作です。かつてのレコード業界では『運命』と『未完成』は定番のカップリングでした。
シューベルトは25歳でグラーツ楽友協会から「名誉ディプロマ」を授与された際、返礼として交響曲の作曲に取り掛かりました。しかし、シューベルトが送付したのは第1楽章と第2楽章だけで、残りの楽章は送付しなかったとされています。
そのままシューベルトは別の交響曲(ハ長調 D 944)の作曲を開始。結局、ロ短調交響曲を完成させる前に逝去しました。シューベルトの名声が確実なものとなった没後数十年を経て、残された2楽章分のみが出版されることになりました。
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