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2019年10月25日


ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 Op92 第2楽章 [2019][AR] / Ludwig Van Beethoven:Symphony No.7 in A major, Op.92:II. Allegretto

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♪ワーグナーが「舞踏の神格化」と評した荘厳な楽章

通常、このような短調のゆったりしたテンポの曲調では、ある程度は湿っぽくなりがちですが、
ベートーヴェンの場合、短調が厳格さや気品につながるから不思議です。

交響曲第7番は全体に溌剌とした勢いのある楽章が多いため、
イ短調の第2楽章はまったく違う表情で、第7番に深い趣きをもたらしています。




一方で、長調に転じた明るく牧歌的な主題も、この楽章の側面のひとつです。
短調の主題と長調の主題が交互に入れ替わりながら、10分近い第2楽章は進行していきます。

第7交響曲は1813年12月8日、ベートーヴェン自身の指揮により初演されました。

*演奏と音響を改めた新録音です。演奏内容は全面的に変更しました。
*前半の弦のボリュームを全体に控えました(公開後に修正)


Beethoven: Symphony No. 7 in A Major, Op. 92 (Bayerische Staatsoper Live)
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ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 Op92 第2楽章 [2019][AR]
Ludwig Van Beethoven:Symphony No.7 in A major, Op.92:II. Allegretto [9:05]


Beethoven-Symphony-No7-2nd-2019-AR2.mp3



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posted by アンドウトワ at 18:02 | 交響曲 (Symphony) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月19日


J.S.バッハ:G線上のアリア - 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068 [2019][AR] / J.S.Bach:Orchestral Suite No.3 in D major, BWV1068:II. Air

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パッヘルベルのカノン、ショパンの別れの曲、ドヴォルザークの新世界より、
スメタナのモルダウ、エルガーの威風堂々、ホルストのジュピター…。
クラシックには挙げればきりがない程の名旋律がありますが、
この曲の美しさ、品格はやはり群を抜いているでしょう。

J.S.バッハの『G線上のアリア』は、管弦楽組曲第3番の第2曲アリアを、
ドイツの名ヴァイオリニスト、アウグスト・ウィルヘルミ(1845-1908)が、
ヴァイオリンのG線のみで弾けるように編曲したことがきっかけで
ヴァイオリン独奏曲としても、いっそう広まり有名になった曲です。

G線は4本あるヴァイオリンの弦の中でも、一番音の低い弦で、
柔らかさと力強さを併せ持つ、豊かな音色が特徴です。
ウィルヘルミはこれを活かして、アリアを魅力的な独奏曲へと仕上げたのです。

バッハは1717年から1723年、年齢にして32歳から38歳頃までの間、
ケーテン地方を統治するレオポルド公の宮廷楽長を務めていました。
レオポルド公は若年ながら優秀な宮廷楽団を抱え、
自身も弦楽器やクラヴィアを器用に弾きこなす音楽通でした。

バッハはこの楽団を指導しながら、教会音楽とは趣きの異なる、
管弦楽曲や、協奏曲、室内楽曲などを自由に作曲しました。
この時代がバッハのケーテン時代と呼ばれています。




4曲あるバッハの管弦楽組曲は、どれもこのケーテン時代に書かれました。
規模の大きな序曲で始まり、様々な古典舞曲を並べるのがこれら組曲の特色です。
こうした組曲の形式は、バッハの時代に好まれ、多くの作曲家たちが用いていました。

管弦楽組曲第3番の編成はオーボエ、トランペット、打楽器、弦楽部。
楽曲は1.序曲、2.アリア、3.ガヴォット、4.ブーレー、5.ジーグで構成され、
第2曲アリアは通常の弦楽器と通奏低音のみで演奏されます。

第1ヴァイオリンが奏でる主旋律は、冒頭からしばらく一音を保ち、
これに寄り添う第2ヴァイオリン、内声を豊かに響かせるヴィオラ、
そして下降するチェロの低音が絶妙なアンサンブルを見せ、
聴く者を清浄で崇高な世界へと誘っていきます。

*演奏と音響を改めた新録音です。テンポを速め、揺らしてイキイキとした表情付けを心がけました。




J.S.バッハ:G線上のアリア - 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068 [2019][AR]
J.S.Bach:Orchestral Suite No.3 in D major, BWV1068:II. Air [4:59]


J.S.Bach-Air-On-G-2019-AR.mp3



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posted by アンドウトワ at 08:44 | 管弦楽曲 (Orchestral) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月10日


ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 Op.98 第1楽章 [2019][AR] / Johannes Brahms:Symphony No.4 in E minor, Op.98: 1. Allegro non troppo

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ベートーヴェンをめざし21年の歳月を費やして完成させた交響曲第1番は、
その内容の立派さや格調の高さからベートーヴェンの第10番と呼ばれました。

もちろん、交響曲の歴史に名を刻む大傑作ではあるものの、
“ブラームスらしさ”という点では少し物足らないと言えるかもしれません。
音楽の外形には後期ロマン派のブラームスの香りが漂っていますが、
強靭な精神性の中身は、まさしくベートーヴェンそのものだったからです。




その点、最後の交響曲第4番は、ブラームスがありのままの自身を描き出した作品で、
無理や気負いがなく、作風もブラームスらしさにあふれています。
ブラームスファンには第1番より第4番を選ぶ人が多いのもわかる気がします。

この曲の作曲中、ブラームスの隣の家が火事になり、彼は消火のバケツリレーに参加しました。
その間、ブラームスの家にも火が燃え移りましたが、彼は構わず隣家の消火を続けました。

書きたての第4番の楽譜は間一髪、燃えそうなところに駆けつけた知人に救出されました。
もしそれがなければ、私たちはこの名作を聴くこともなかったかもしれません。

*演奏と音響を刷新した新録音です。全体に抑揚をつけるよう心がけました。木管と金管は少し引っ込めました。第1楽章ではトランペットの「パッパ」と2回入るフレーズがずっと気になっていましたが、今回は思い切ってほとんど消しました。


ブラームス:交響曲第4番
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ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 Op.98 第1楽章 [2019][AR]
Johannes Brahms:Symphony No.4 in E minor, Op.98
1. Allegro non troppo [13:36]


Brahms-Symphony-No4-1st-2019-AR2.mp3



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posted by アンドウトワ at 23:50 | 交響曲 (Symphony) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする