ドヴォルザークがニューヨークのナショナル音楽院の院長として、
アメリカに滞在した3年間の内に作曲された名曲です。
現地で黒人やインディアンの音楽に親しみ、影響を受けたドヴォルザークは、
そのムードをアメリカ滞在中に作曲した作品に反映させました。
第1楽章でフルートが奏でる第3主題は、黒人霊歌「Swing Low Sweet Chariot」に
似ているという指摘もありますが、実際に聴くとそれほどでもありません。
ドヴォルザークは友人の指揮者オスカル・ネドバルへの手紙にこう書いています。
「私がこの交響曲に黒人霊歌やインディアンの音楽を使用したというのは間違いです。
私はただ、これらの国民的なアメリカの旋律の精神をもって書こうとしたのです」
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 第1楽章 [2019][AR]
Antonín Dvořák:Symphony No.9 in E minor, Op.95 "From the New World"
I. Adagio - Allegro molto [12:36]
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Dvorak-Symphony-No.9-1st-2019-AR.mp3