バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)posted with あまなつ on 2016.06.20価格:コロムビアミュージックエンタテインメント(2009-12-23)
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♪ピアノ協奏曲の先がけと言われるほどチェンバロが活躍
ブランデンブルク協奏曲は原題を「種々の楽器のための協奏曲集」といい、
各曲ごとにソロを担う楽器が違う合奏協奏曲の一種です。
独奏楽器群はフルート、オーボエ、トランペットなどの管楽器とヴァイオリン、
合奏楽器群は弦楽合奏と通奏低音というのがオーソドックスなスタイルです。
このため協奏曲とは言っても、固定の楽器が全曲を通してソロをとる
現代に演奏される一般的なそれとは意味が違っています。
1717年から1723年にかけての6年間、バッハはケーテンのレオポルド公に仕え、
宮廷楽長として音楽の指導にあたる傍ら、
作曲家としてはブランデンブルク協奏曲を始め、
平均律クラビーア曲集やヴァイオリンとチェロそれぞれの
無伴奏パルティータと組曲など多くの傑作を残しています。
「ブランデンブルク協奏曲」の名の由来はケーテン時代に、
ブランデンブルク公ルードヴィヒに作曲を依頼されたことによります。
バッハはこの依頼に対し、既存の作品の中から6曲を選び
「種々の楽器のための協奏曲集」として献呈しました。
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第5番では、当時通奏低音に過ぎなかったチェンバロを前面に出し、
バッハ自身による長大なカデンツァを持たせるなど、
後のピアノ協奏曲の走りともいえる内容を持っています。
今回はチェンバロをピアノの音色に置き換えた録音です。
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050 第1楽章
J.S.Bach:Brandenburg Concerto No.5 in D major, BWV1050
1. Allegro
https://classical-sound.up.seesaa.net/J.S.Bach-Brandenburg-No.5-1st.mp3