モーツァルト:交響曲第40番&第41番posted with あまなつ on 2008.10.29ミンコフスキ(マルク)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2006-07-26)おすすめ度の平均:ニュー・スタンダード!
「ジュピター」では風格すら漂う。
♪真冬の木立を歩くかのような緊張感あるメヌエット
モーツァルトに関しては天才を思わせる逸話ばかりが先行しますが、
実際の彼は必ずしもそうした面ばかりを、持ち合わせていたとは言えないようです。
例えば傑作として知られる歌劇「魔笛」。
今も残る直筆の譜面を見ると、至る所に手直しの痕跡があり、
余白にはいら立ちからか、ペンを突き立てた跡が見られると言います。
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天才と呼ばれるモーツァルトでさえも、思うように筆が進まず、
作曲に苦悩したことをうかがわせます。
第40番にはそうしたモーツァルトの、普段は表に出ない
影の部分が表現されているように感じます。
自らの最後を予感した天才が、初めて赤裸々な心情を明かしたかのようです。
モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550 第3楽章
Wolfgang Amadeus Mozart:Symphony No.40 in G minor, K.550
3. Menuetto - Allegretto
http://classical-music.sakura.ne.jp/Mozart-SymNo40-3.mp3