2016年03月24日


シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D759 「未完成」 第1楽章


シューベルト : 交響曲第5番&第8番「未完成」
ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団
ソニーレコード(1999-02-20)
おすすめ度の平均: 4.5
4ワルターでさえも・・・
5いろんなイメージを喚起してくれる演奏です
3「未完成」 について
5シューベルトの第5はいい曲だと思います
5満ち足りた気分に浸れる一枚


♪天才のインスピレーションに満ちた珠玉の名曲

「未完成」はベートーヴェンの「運命」、ドヴォルザークの
「新世界」と並び“3大交響曲”と称されることも多い名曲です。

シューベルトが25歳頃に作曲されましたが
そのまま作品は日の目を見ず、
ようやく初演されたのは死から37年後の事でした。

通常、交響曲は4楽章からなるのに対し、この作品は
2楽章までしかないため「未完成」の名で呼ばれています。
第3楽章のスケルツォは、9小節がオーケストレーションされ、
残り一部分のピアノスケッチは下書きのままです。

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第4楽章はまったく残っておらず、シューベルトの天才が直感的に
あえて、これで充分と見て筆を置いたのではないかと言われています。

第1楽章はシューベルトらしい美しい旋律が次々と立ち現れ、
息をつかせる間もないほどに充実した内容の音楽が進行していきます。




シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D759 「未完成」 第1楽章
Schubert : Symphony No.8 in B minor D759
'Unfinished' : T.Allegro moderato


http://andotowa.sakura.ne.jp/Schubert-SymphonyNo8-1.mp3





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シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D759 「未完成」 第2楽章


シューベルト : 「未完成」&「ザ・グレート」
ギュンター・ヴァンド/ベルリン・フィルハーモニー
BMGビクター(1995-09-21)
おすすめ度の平均: 4.5
4遺産
4未完成
5本当に有難い遺産。
5ヴァントはブルックナーよりシューベルト


♪天国をも想わせる静謐さと地上的激しさを併せ持つ楽章

あたかも天上から光が差すかのような導入部に続いて
音楽は穏やかに進行していきます。

しかし突然慟哭の叫びが上がり、ひとしきり苦しみを吐き出したあと、
音楽はまたもとの静けさに戻り、そのまま安らかに締めくくられます。

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第3楽章はスケッチが残されているものの、 その筆はごく初期の段階で止まっています。

天才シューベルトをもってしても、
この完璧な音楽の続きは書くことができなかったのでした・・・。




シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D759 「未完成」 第2楽章
Schubert : Symphony No.8 in B minor D759
'Unfinished' : II Andante con moto


http://andotowa.sakura.ne.jp/Schubert-SymphonyNo8-2.mp3



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ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73 第1楽章


ブラームス:交響曲第2番&第4番
カイルベルト(ヨーゼフ)
Warner Music Japan =music=(2008-09-24)


♪夏の避暑地で書かれた明るく開放感あふれる交響曲

交響曲第2番はブラームスの“田園交響曲”と呼ばれる、
牧歌的で自然への憧憬に満ちた曲です。
前作第1番と比べると楽天的で伸びのびとした雰囲気があります。

全曲を通して自然の中でリラックスしくつろぐ気分が感じられ、
精神的にもゆとりをもって創作していたのが伝わってきます。

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1877年にブラームスが訪れたオーストリアのペルチャッハは、
山懐に抱かれたヴェルダー湖畔にある風光明媚な保養地です。

避暑のために滞在したこの地でブラームスは、
わずか4ヶ月という彼としては異例の速さでこの曲を作曲しました。




ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73 第1楽章
J.Brahms:Symphony No.2 in D major Op.73
1. Allegro non troppo


http://classical-music.aki.gs/Brahms-Symphony-No2-1st.mp3



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シューマン:交響曲 第3番 変ホ長調 Op.97 「ライン」 第1楽章


シューマン:交響曲第3番&第4番
クーベリック(ラファエル)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2005-09-21)


♪ライン川の流れのように悠然とした響き

シューマンの四つあるシンフォニーのうち、最も明るく力強く、生命力に満ちています。

特にこの第1楽章には何度聴いても心が晴々とするようなスケール感があり、
音楽的にもベートーヴェンを聴くかのような充実感があります。

ラインという例えもさることながら、実は人生の流れを描いているかにも思えます。

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第1楽章の第1主題の動機は、のちに弟子のブラームスが、
自らの交響曲第3番の第1楽章で取り入れています。

「シューマンの交響曲といえば?」

と問われたなら、まず最初にあげるべき、ゆるぎない傑作です。




シューマン:交響曲 第3番 変ホ長調 Op.97 「ライン」 第1楽章
R.Schumann:Symphony No.3 in E flat major Op.97
'Rhenish' 1. Lebhaft


http://andotowa.sakura.ne.jp/Schumann-SymNo3-1.mp3



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モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」 第4楽章


モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
アーベントロート(ヘルマン)
キングレコード(2008-08-27)


♪最後の交響曲にふさわしい荘厳で輝かしい最終楽章

モーツァルト最後の交響曲ジュピターから人気の高い第4楽章です。

ジュピターは後のベートーヴェン、強いてはロマン派にまで通じるような先進性があり、
その壮大さは交響曲の夜明けを感じさせます。

曲調もどこまでも前向きで輝きに満ちています。

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モーツァルトが哀しい40番ではなく、この曲で締めくくってくれたことに希望を感じます。




モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」 第4楽章
W.A.Mozart:Symphony No.41 in C major, K551 'Jupiter'
4. Molto allegro


http://classical-music.aki.gs/Mozart-Symphony-No41-4th.mp3



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ベートーヴェン:コリオラン序曲 Op.62


ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》/序曲《コリオラン》/シューベルト:交響曲第9番《ザ・グレート》[第2世代復刻]
フルトヴェングラー/ベルリン・フィルハーモニー
delta classics (2004-12-10)
おすすめ度の平均: 5.0
5 録音を超越した名演
5 圧倒的迫力をもった世紀の名演
5 交響曲第9番


♪魂に届く深く重厚な響き

エグモントなどと並ぶベートーヴェンの代表的な序曲です。

シンプルですがその中に第九、運命にも通じるような
ベートーヴェンらしさが凝縮されていると思います。

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今回は出だしからトレモロや木管を追加してより重厚にしてみました。




ベートーヴェン:コリオラン序曲 Op.62
L.V.Beethoven:Coriolan Overture Op.62


http://andotowa.sakura.ne.jp/Beethoven-Coriolan.mp3



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posted by アンドウトワ at 06:08 | 管弦楽曲 (Orchestral) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホルスト:組曲 《惑星》 Op.32 から 第4曲「ジュピター」


ホルスト:組曲「惑星」
カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー
ユニバーサル ミュージック クラシック(2007-09-05)
おすすめ度の平均: 5.0
5ジュピター
5派手だが味がある


♪太陽系の惑星を音楽で表現

西洋占星術から見た太陽系に七つある惑星の個性を、
オーケストラを通して巧みにそして壮大に描いた組曲です。

ホルストの当時はまだ冥王星が発見されておらず、
当然組曲にも入っていないのですが、
近年、冥王星が太陽系の惑星から除外され
結果としてホルストが正しくなったのは不思議な符合です。

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また、戦争の神を意味する火星に着手したのは、
第一次世界大戦が始まった1914年のことでした。

木星-ジュピターは歌としてヒットしたことからも知られる、
懐かしい民謡調の旋律が魅力です。

もちろんそれ以外の部分も雄大で、宇宙的スケール感のある充実した音楽です。




ホルスト:組曲 《惑星》 Op.32 から 第4曲「ジュピター」
Holst, Gustav:The Planets op. 32 W.Jupiter


https://classical-sound.up.seesaa.net/Holst-Planets-Jupiter.mp3



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posted by アンドウトワ at 06:03 | 管弦楽曲 (Orchestral) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 第1楽章


ブラームス:交響曲第4番  ほか
ウィルヘルム・フルトヴェングラー
OPUSクラ(2005-04-27)


♪ブラームス自ら最も好きな曲と語った作品

私の知り合いのブラームスファンたちは、みなこぞって
「第4番こそが最高。これがブラームス!」
と当然のような口調で言います。

すると私は「いや、第1番だ。」と言い返すのですが、
確かに音楽的精神性では第1番の方が上だとは思うものの、
第4番には飾りも作り事も一切ない、
ブラームスの素の心が表れているように思います。

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その意味では最もブラームスらしく、
また彼の魅力が凝縮されているとも言えるでしょう。

ブラームスやチャイコフスキーの音楽には、
ベートーヴェンに憧れながらも、あれ程には強くなれないという人にとっての
救いのようなものがあるのかもしれません。




ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 第1楽章
J.Brahms:SymphonyNo.4 in E minor, Op.98
1. Allegro non troppo


http://andotowa.sakura.ne.jp/Brahms-SymNo4-1.mp3



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posted by アンドウトワ at 05:56 | 交響曲 (Symphony) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 第1楽章


ドヴォルザーク:交響曲第9番(新世界より)
アンチェル(カレル)
コロムビアミュージックエンタテインメント(2003-03-26)
おすすめ度の平均: 4.5
5 隠し味満載の新世界
5同曲ベスト!!!最高の新世界!!
5大変に丁寧な・・・
3可もなく不可もなく・・
5アンチェルの新世界


♪3大交響曲に数えられるドヴォルザークの代表作

ベートーヴェン「運命」、シューベルト「未完成」などと共に、
3大交響曲のひとつとされるドヴォルザークの「新世界より」から第1楽章です。

ナショナル音楽院の院長として招かれたドヴォルザークが、
遠く離れた異郷の地アメリカから故郷ボヘミアを想い、
その望郷の念を示した音楽による手紙のような作品です。

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第2楽章は「家路」として歌にもなり有名ですが、
ベートーヴェン「第9」と同じで、一番聴き応えがあるのは
音楽的内容も充実した第1楽章だと思います。

特にコーダに向けての盛り上がりは圧倒的で、
3大交響曲の名にふさわしい威厳さえ感じさせます。




ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 第1楽章
Dvorak:Symphony No.9 in E minor Op.95
'From the New World' 1. Adagio - Allegro molto


https://classical-sound.up.seesaa.net/Dvorak-SymNo9-1.mp3



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posted by アンドウトワ at 05:51 | 交響曲 (Symphony) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 第1楽章


ブルックナー:交響曲第8番
カラヤン/ウィーン・フィルハーモニー
ポリドール(1998-06-10)
おすすめ度の平均: 4.0
5カラヤンはブルが嫌い??
3気の利いた演奏
5神の声を聞く思い
3惜しい!
3未完のフレスコ画


♪ベートーヴェン第9と並ぶ交響曲の巨峰

交響曲作曲家として名高いブルックナーの作品の中で、
間違いなく最高峰と呼べる一大名曲です。

よく行われる議論にベートーヴェンの第9とどちらが上か?
というものがあり、第9が優れているのは第1楽章ぐらいだろう
という話もあるぐらいです。

ブルックナーには第9番という巨大な作品もありますが、
残念ながら第3楽章止まりで未完です。
それに加え第8には「私が書いた曲の中で最も美しい音楽」
とブルックナー自身が語った第3楽章アダージョがあります。

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これらトータルに見て、やはりブルックナーの最高傑作、
そして交響曲というジャンルの頂点をベートーヴェン第9と二分する、
類稀な名作と言っていいでしょう。




ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 第1楽章
Bruckner:Symphony No.8 in C minor
I. Allegro moderato


http://andotowa.sakura.ne.jp/Bruckner-SymNo8-1.mp3



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posted by アンドウトワ at 05:48 | 交響曲 (Symphony) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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