2015年10月28日


ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 Op.67 「運命」 第2楽章 [2015]

今回は特別編です。9年ぶりに「運命」の全曲を新たに公開させていただくにあたり、 いつものようなライナーノーツではなく、各楽章をイメージした 散文の形で書かせていただきました。

それはいつも変わることなくそこにあるもの

たとえ外部世界が嵐のように過酷な現実だとしても

あたかも台風の目のように静まり返り

外の変化にはまったく影響されない内側のスペース


それは目の内側から見ている

目というレンズを通して外を見ている

目の裏側にある気づきのスペース

絶対的な安全地帯


意識の中心

対象ではなくそれを見ている主体

脳自身


それはやすらいでいる

それはくつろいでいる

それは気づいている


そしてそれはすべての人間の思考の内側に

厳然として存在し続けている

神秘的な沈黙


それが私たちのほんとうの姿

私たちは永遠のいのち、光


その領域は何者も侵すことはできない





参考図書
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参考ブログ
本当の自分はただ在るだけで幸せです


ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 Op.67 「運命」 第2楽章 [2015]
L.V.Beethoven:Symphony No.5 in C minor, Op.67
2. Andante con moto [11:42]


http://classical-sound.up/Beethoven-Symphony-No5-2nd-2015.mp3



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2015年10月16日


ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 Op.67 「運命」 第1楽章 [2015]

今回は特別編です。9年ぶりに「運命」の全曲を新たに公開させていただくにあたり、 いつものようなライナーノーツではなく、各楽章をイメージした 散文の形で書かせていただきました。

人間は二度生まれます

一度目は母親のお腹から泣き声をあげて生まれる瞬間

そしてもう一度は、自己の霊なる本質に覚醒する瞬間です


二度目の誕生は待っていてもやって来ない

自らが目覚めようと決意し

内的な闘いに挑むことを覚悟した者のみに訪れます


その闘いは激しく

この地上のあらゆる困難の中でも困難を極めます


人は誰しも心地良い眠りから覚めることを望まず

このいい夢がいつまでも続くようにと寝返りをうちます


しかしそんな心地良い夢をつんざくけたたましい目覚ましの音

それが人生に訪れる過酷な試練、運命の訪れなのです


人はそれを自らの罪への罰と受けとめますが

そうではなく「あなたは眠っている」というお知らせなのです


すべては目覚めのために起こります

何に目覚めるのか?

それはあなたの内側で待っている

本当のあなた自身に対してです


真の勇者とはその自己を手にするために

いかなる努力も惜しまない者のことをいいます





参考図書
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ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 Op.67 「運命」 第1楽章 [2015]
L.V.Beethoven:Symphony No.5 in C minor, Op.67
1. Allegro con brio [10:19]


http://classical-sound.up/Beethoven-Symphony-No5-1st-2015.mp3



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2015年10月09日


ベートーヴェン:エグモント序曲 Op.84 [2015]


ベートーヴェン:交響曲第1番&第2番、「エグモント」序曲
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♪苦悩を突き抜けて歓喜へ 〜 ベートーヴェンの精神が凝縮された序曲

この序曲のタイトルにもあるエグモントとは、八十年戦争初期の指導者の一人である、
フランドルの軍人にして政治家だったエフモント伯のことです。
ゲーテは彼の英雄的な生涯を、悲劇的な戯曲として描きました。

ゲーテとの交流があり、彼を敬愛したベートーヴェンはこの戯曲に感激します。
そして作曲の依頼を受け、1809年10月から1810年6月までに全曲を書き上げました。
ソプラノ独唱を伴う曲を含む10曲のうち、現在では序曲のみが残っています。

エフモント伯は16世紀スペイン圧政下のオランダで、
苦しむ民衆の独立のために立ち上がり、悲劇的な最期を遂げました。
死刑を宣告されてしまうエフモント伯ですが、獄中で自殺した愛人クレートヒェンが、
自由の女神として彼の前に現れ、勇気と正義を祝福します。

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これにより伯爵は自分の死は無駄ではないと確信し、敢然と死に向かいます。
ベートーヴェンはこの死を敗北ではなく勝利としてとらえました。
序曲は只ならぬ艱難で幕を開け、やがて主人公は悲劇に巻き込まれ、
それとの激しい闘いののちに希望の兆しが覗き、最後は大勝利に到ります。

この序曲には「苦悩を突き抜けて歓喜へ至れ」というベートーヴェンのポリシーが、
わずか10分前後の音楽の中に凝縮されています。
同じような精神的内容を持つ交響曲第5番が書かれたのは、この曲の2年前のことでした。

(過去記事から一部転載)


*今回の新掲載にあたって演奏内容、音響、録音などを一新しました。



ベートーヴェン:エグモント序曲 Op.84 [2015]
L.V.Beethoven:Egmont Overture Op.84 [10:51]


http://classical-sound.up/Beethoven-Egmont-Overture-2015.mp3



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2015年10月02日


プッチーニ:歌劇 《蝶々夫人》より 「ある晴れた日に」 [KARAOKE付き]


ある晴れた日に
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♪日本伝統の旋律を取り入れた異国情緒あふれる歌劇

明治の長崎を舞台に、まだ15歳のうら若き芸者だった蝶々さんと、
アメリカ海軍士官ピンカートンの悲恋を描いた「蝶々夫人」は、
時にヴェルディの「椿姫」やビゼーの「カルメン」と共に
“3大オペラ”と評されることもあるプッチーニの代表作です。

原作は明治20年頃にジョン・ルーサー・ロングによって書かれた小説で、
異国趣味の流行を背景に記録的な売れ行きを示したといわれています。

プッチーニは舞台化されたこの小説をロンドンで観劇し、
すぐさまオペラ化を思いつくと、台本の手配などにあたりました。
また自身はイタリアの日本大使館に依頼して、
日本の名高い旋律を採譜し、オペラの中に用いたとされています。

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一時の浮気心で蝶々さんと結婚し、そのままアメリカへ帰ってしまったピンカートン。
そんな彼を一途に愛し信じて、帰りを待ち続ける蝶々さんが歌うのが、
ソプラノの名アリアとして知らぬ者のいない「ある晴れた日に」です。

3年後、ピンカートンはアメリカで正式に結婚した妻を連れて再び日本に帰って来ます。
すべてを察した蝶々さんは、ピンカートンとの間に生まれた子供を彼らに託し、
父から譲り受けた守り刀で自らの命を絶つのでした。


*過去掲載分で和声に大きなミスがあったのを改めました。
またカラオケもありますので、ご自由にお楽しみください。

*この曲はフィギュアスケート浅田真央選手の2015-2016のフリー新曲です。



プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》より 「ある晴れた日に」 [5:03]
Giacomo Puccini:Madame Butterfly "One fine day we shall see"


http://classical-sound.up/Puccini-Madame-Butterfly-2015.mp3

KARAOKE


http://classical-sound.up/Puccini-Madame-Butterfly-2015-KARAOKE.mp3



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