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5.0点 これはやっぱり楽しい! 発売日:1996-10-21 メーカー:ソニーレコード プロダクトタイプ:ABIS_MUSIC アーティスト:イギリス室内管弦楽団 |
♪生前に出版されたヘンデルのただひとつの鍵盤音楽作品
1685年、一月違いで共にドイツに生まれた、二人の偉大な作曲家ヘンデルとバッハ。
ヘンデルはイギリス国王に仕える大作曲家として名の知れ渡った存在。
方やバッハは当時、ライプチヒのローカルな作曲家に過ぎませんでした。
ヘンデルを深く尊敬し、会うことも望んだバッハは、ヘンデルの作品を写譜して、
妻と共に演奏したほどでしたが、ヘンデルにすればバッハの存在は気にもとまらず、
同時代の同じドイツ出身でありながら、ついに二人が会うことはありませんでした。
余談ですが二人は晩年に目をわるくして、同じ医者にかかりどちらも失明しています。
バッハは教会のオルガニストとして、優れた鍵盤奏者だったイメージがありますが、
対するヘンデルには歌劇や「メサイア」などのオラトリオの印象が強く、
あまり鍵盤楽器の演奏家や作曲家としてのイメージが濃くはありません。
しかし実際は、17歳にしてハレ教会堂のオルガン奏者を務め、
劇場では美しく魅力的な即興演奏も得意とした、優れたオルガンの演奏家でした。
当時の歌劇やオラトリオでは、感興をたかめるために、合間にオルガンと
管弦楽のための協奏曲が演奏されていましたが、ヘンデルの即興があまりに良く、
終わりには劇よりそちらの方に、聴衆の期待がかけられたと伝えられています。
ヘンデルは生前に、ふたつのハープシコード組曲集を出版しています。
これは自らが編集した唯一のもので、イギリスのウェールス公の王女アンと
キャサリンの音楽教師をしていたため、これに役立つよう編集されたと考えられます。
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第1集(1720年)は8つの組曲、第2集(1733年)は9つの組曲からなっていて、
第1集の第5曲には有名な『調子のよい鍛冶屋』が第4楽章に置かれています。
そして今回の『サラバンド』は、第2集の第4曲に含まれた作品です。
セゴビアのギター演奏により一気に知名度を上げたのち、1975年公開の
スタンリー・キューブリック監督の映画『バリー・リンドン (Barry Lyndon)』では、
規模を拡大した壮大な弦楽オーケストラ版がサントラに使用されました。
またイギリスのソプラノ歌手サラ・ブライトマンがポップス・アレンジでカバーするなど、
様々な場所で様々な編曲によって演奏され、親しまれている曲です。
以前はギターによる演奏で(音をふたつ上げて)公開していましたが、
今回はヴァイオリンを主体にした弦楽合奏版(原曲の調 = キー)でお送りします。
ヘンデル:ハープシコード組曲 第2集 第4番 サラバンド HWV437 [弦楽合奏版] [4:58]
Georg Friedrich Handel:Harpsichord Suite No.4 Sarabande HWV437
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