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TBSドラマ 松たか子 主演 『カルテット』
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♬ シューベルト:アヴェ・マリア [第1,2話]
♬ スメタナ:モルダウ [第1話]
♬ J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 [第3話]
♬ ガスパール・カサド:無伴奏チェロ組曲 [第3話]
♬ ヤン・ティルセン : La Veillee [第4話]
♬ スメタナ:モルダウ [第5話]

テレビ・映画&CM etc. … 最近話題のクラシック
■1/29 テレ朝 「関ジャム」 松下奈緒・フィギュア羽生結弦選手 / ショパン:バラード 第1番
■1/29 テレ朝 「関ジャム」 松下奈緒・フィギュア浅田真央選手 / ショパン:ノクターン 第2番
■1/23 テレ朝 「しくじり先生」 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 / ドヴォルザーク:新世界交響曲」 第2楽章
■CM AGF マキシム リリー・フランキー / ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
■CM 2017年ボートレース 渡辺直美・歌 / ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番 「悲愴」 第2楽章
■CM Amazon プライムビデオ 松本人志 / ビゼー:歌劇《カルメン》から 「闘牛士の歌」
■CM エースコック スーパーカップ 三浦知良 / ドヴォルザーク:新世界交響曲第 第4楽章
■1/13 フジテレビ 「TEPPEN2017」 松井咲子 / チャイコフスキー:花のワルツ
■1/13 フジテレビ 「TEPPEN2017」 山口めろん / チャイコフスキー:白鳥の湖
■CM 住友林業 加瀬亮 / プロコフィエフ:ピーターと狼
■CM 白鶴 大吟醸 / ショパン:ピアノ協奏曲 第2番第2楽章
■CM ソフトバンク 「シンゴジラ」 堺雅人 / 伊福部昭:映画「ゴジラ」メインタイトル
■テレビ朝日 「たけしのTVタックル」 / ビゼー:カルメン前奏曲
■Eテレ「旅するフランス語」 常盤貴子 / サティ:ジュ・トゥ・ヴ (あなたがほしい)
■Eテレ「2355」 トビハゼのトビー / ブラームス:ワルツ No.15
フィギュアスケート 浅田真央 2016-2017 シーズン曲
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♬ファリャ:リチュアルダンス (火祭りの踊り)

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2010年08月31日


シェーンベルク:浄められた夜 Op.4

シェーンベルク:浄夜
カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー
ユニバーサル ミュージック クラシック(2007-02-28)
おすすめ度の平均: 4.5
5超名盤のダイジェスト版
5至高の芸術品
4甘美な?現代音楽の古典

♪後期ロマン派の香り漂う美しい弦楽合奏曲

無調音楽や12音技法で名高いオーストリアの作曲家 シェーンベルク。
時代を変えた現代音楽の旗手的なイメージの強い彼ですが、
実は最初は後期ロマン派の本流に身を置く作曲家のひとりでした。

シェーンベルクが生まれたのは1874年。
後期ロマン派も成熟期を迎え、この後フランスでは印象派が誕生。
そして音楽界が調性を超えた方向へと向かう過渡期を生きた人でした。

モンテヴェルディがそうであったように彼の革新的なスタイルは、
時代の変化という要求から生まれた必然だったのかもしれません。
シェーンベルクこそが様々な意味で適役だったのです。

しかしもし、そうした革新者としてのイメージのみを彼に抱いている方なら、
この美しい弦楽合奏曲を聴いて大いに驚かれるかもしれません。
ここにあるのはワーグナーやブラームスに影響された、
紛れもない後期ロマン派の真髄のような甘く重厚な響きです。

シェーンベルクにとっては初期にあたる作品で、まだ無調的気配は希薄です。
デーメルの同名の詩「浄夜」を題材とし、月下の男女の語らいが音で紡がれていきます。
単一楽章の形をとっていますが、詩に応じて5つの部分から構成されています。

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当初は弦楽六重奏曲として作曲されましたが、後に自身が弦楽合奏用に編曲。
現在ではコントラバス・パートが改訂された弦楽合奏版が多く演奏されています。

余談ですがシェーンベルクとガーシュウィンはアメリカでの住居も近く、
絵画やテニスなどの趣味も合う大変仲の良い友人関係だったようです。
ガーシュウィンが油絵でシェーンベルクの肖像画を描いていたほどです。

ガーシュウィンが脳腫瘍で早過ぎる死を迎えた際、
シェーンベルクはラジオで弔辞を読み上げました。
それはガーシュウィンの楽才を称え、ふたりの友情を強調する内容でした。
ラプソディ・イン・ブルーを聴いてご機嫌(?)なシェーンベルク。
その姿を想像すると微笑ましいものがあります。





Arnold Schöenberg:Verklaerte Nacht Op.4
シェーンベルク:浄められた夜 Op.4 - DOWNLOAD


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posted by アンドウトワ at 06:16 | 弦楽合奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月25日


シューベルト:鱒 Op.32 (D.550) [リスト編曲]

奇跡のカンパネラ(K2HD)
フジ子・ヘミング
ビクターエンタテインメント(2005-12-16)
おすすめ度の平均: 3.5
2常識では理解できないようなカンパネラ
5透明感あふるる

♪川の流れと魚の動きをピアノ伴奏で活きいきと描写

歌曲王シューベルトの数ある歌曲の中でも一際人気の高い曲です。
名前が似ているシューバルトの詩に二十歳の彼が曲をつけました。

“澄んだ川で鱒を眺めていると、釣り人が来て魚釣りを始めた。
ところが川がきれい過ぎて魚はかかりそうにない。

そこで釣り人は竿で水を濁らせ、ほどなく鱒を釣り上げた。
逃げようともがく鱒。しかしどうにもならない。

狡猾な釣り人に釣られた鱒を不憫に思いつつ私はその光景を見ていた。”

ここまでが歌曲に使われた三番で、本当は四番まで詩があります。

“男はこうして女を騙すもの。だから気をつけなさい。”

という寓意的な内容がそれです。
シューベルトは四番をカットし、印象的なピアノ伴奏をつけることで、
川の流れや鱒の活きいきとした姿の描写に焦点を当てました。

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この歌曲は五回書き直され、有名な前奏は五回目にようやく登場しています。
親しみやすい旋律で出版当事から大変な人気を博したようです。

歌曲の2年後シューベルトは、この旋律を第4楽章の主題とする
ピアノ五重奏曲を作曲しています。
“鱒”の愛称で親しまれるこの作品は、彼の室内楽曲の中でも傑作として知られます。

尚、原題の“Die Forelle”は鱒というよりカワマスやイワナに近いようです。
今回はリストによるトランスクリプション(編曲)版でお届けします。






Franz Schubert:"Die Forelle" ("The Trout") Op.32 (D.550)
シューベルト:鱒.mp3



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posted by アンドウトワ at 14:42 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月19日


モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り 第1曲 神よ、わが助けに-主よわれを助けに

モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(晩課)
ガーディナー(ジョン・エリオット)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2002-06-26)
おすすめ度の平均: 4.5
5ルネッサンス大家の曲を秀逸な演奏で !
5DVDもあります
5音楽史、カテゴリーを超越した名曲名演奏
5最強の演奏!

♪ルネッサンスからバロックへの橋渡しとなった

クラシックの歴史にはターニングポイントに立つ作曲家たちがいます。
その作曲家の登場により、流れが大きく変わったと言える者たちです。

バロック、古典派、ロマン派、現代音楽といった歴史の上で、
彼らはその変化の過渡期に立ち、次への橋渡しをしてきました。

モンテヴェルディもそうした大きな変革に関わった作曲家のひとりです。
イタリアのクレモナに彼が生まれた1567年はルネッサンスの時代。
大バッハがドイツに生まれる120年も前のことです。

当時はポリフォニーと呼ばれる多声的な音楽が主流でした。
しかしこれは歌詞を中心とした場合、どうしても訴えが散漫になります。
そうしたことへの反動としてモノディと呼ばれる歌詞の抑揚を活かし、
より直接的に独唱と伴奏で音楽を表現するという形が生まれました。
これは現代の歌やポピュラー音楽にも近いといえます。

モンテヴェルディは当初、世俗的な流行作曲家として活動していました。
マドリガーレという当時のイタリアの代表的な歌曲を得意としていました。
彼が長期に渡って作り続けたこのマドリガーレには、
ポリフォニーからモノディへと至る作風の変遷がはっきりと表れています。

「聖母マリアのタベの祈り」はこうした最中に作曲された宗教曲の大作で、
彼が世俗音楽の作曲家から宗教音楽家へと変貌を遂げた最初の作品です。

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当時としては珍しく各声部にはっきりと固有の楽器が指定され、
後の時代のオーケストレーションにもつながるような劇的な効果をみせています。
またポリフォニー、モノディの両面を持ち合わせた多彩な音楽性は、
バロックにおける対位法などにも影響を与えているとみられています。

同時期に作曲された「オルフェオ」も同じような音楽的内容を持ち、
この作品が近代オペラの出発点になったとの見方もあります。
モンテヴェルディがこの時代に成し遂げた変革と残したものは、
クラシックの歴史の中でも特に重要であるとされる所以です。

「夕べの祈り-Vespers(晩課)」とは、カトリック典礼の聖務日課です。
典礼としてはミサと共に重要とされ、古くから音楽的にも重視されてきました。






Claudio Monteverdi:Vespro della Beata Vergine
1. Domine ad adiuvandum
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り.mp3



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posted by アンドウトワ at 14:59 | 宗教曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月13日


チャイコフスキー:組曲《くるみ割り人形》から 第1曲 「序曲」 Op.71a-1

チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(全曲)デラックス版(DVD付)
サイモン・ラトル/ベルリン・フィルハーモニー
EMIミュージックジャパン(2010-08-04)
おすすめ度の平均: 4.0
4スマート過ぎるのかな?
4豊かで奥深い音楽作品としての『くるみ割り人形』

♪愛され続けるバレエ音楽のオープニング曲

19世紀から20世紀にかけての音楽界には国民楽派と呼ばれる、
自国の民族主義的な音楽を尊重しようという動きが見られました。
ドイツ、オーストリアやイタリア、フランスの安易な模倣に止まらず、
そこにそれぞれの出身国ならではの色を加えようという考えです。

代表的なところではロシア五人組がまずあげられます。
リムスキー=コルサコフ、ムソルグスキー、ボロディンらが所属し、
ロシア民謡や民族性が盛り込まれた音楽を追求していました。
北欧のグリーグ、シベリウス、チェコのドヴォルザーク、スメタナらも、
国は違えど基本的な考え方は同じで、それぞれの民族色を出していました。

そんな流れの中、チャイコフスキーはあくまで西欧音楽にこだわり、
あえて民族色を打ち出そうという考えには同調しませんでした。
彼にとって音楽とはあくまで、モーツァルトのようなクラシックの本流だったのです。

それでもチャイコフスキーの音楽に、まったくロシアの民族的な色合いが
なかったかというと、そういうわけでもありません。
むしろどこまでもロシア民謡的な旋律も多々見受けられます。
西欧音楽を基盤としながらも、自らの内から流れ出る民族性に関しては、
特に拒否するということもなく、自然に任せていたのだと思います。

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ともかくも、五人組とは袂を分かったチャイコフスキーの西欧音楽志向は、
結果として彼の音楽に普遍性をもたらし、
より広範囲な支持を集めることにつながったといえるでしょう。
モーツァルトのようにスマートで美しい旋律でありながら、
どこかロシア的な陰影を落としている…。
それがチャイコフスキーの音楽であり、
私たち日本人の琴線に触れる特徴にもなっているのです。






P.I.Tchaikovsky:The Nutcracker Suite Op.71a 1.Overture



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posted by アンドウトワ at 06:00 | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月07日


レスピーギ:交響詩《ローマの松》 第4部 「アッピア街道の松」

レスピーギ : 交響詩「ローマの松」
トスカニーニ(アルトゥーロ)
BMGメディアジャパン(1999-05-21)
おすすめ度の平均: 4.5
5他の録音とは根本的に別世界です。
5絢爛豪華な音の絵巻物の歴史的名演奏
4良くも悪くもトスカニーニ
5トスカニーニにしかできない、決定的名盤
4権威的で、かつ象徴的なローマ3部作

♪古代ローマへの憧憬と幻想を勇壮な管弦楽で描く

レスピーギと言えば代名詞的に引き合いに出されるローマ三部作。
印象派的な「ローマの噴水」、芸術的な「ローマの松」、
そして通俗的な「ローマの祭」の三作の交響詩です。

この中で最も取り上げられるのは、演奏効果も高いローマの松です。
自ら指揮した初演のプログラムにレスピーギはこう記しています。

「『ローマの松』では私は、記憶と幻想を呼び起こすために
出発点として自然を用いた。極めて特徴をおびてローマの風景を支配している
何世紀にもわたる樹木は、ローマの生活での主要な事件の証人となっている。」

松に象徴される自然を、時代を見つめる生きた証人とすることで、
憧憬や幻想も含めた古代ローマへの郷愁を音楽を通して描いています。

全4部からなるこの交響詩の最後を飾るアッピア街道の松は、
オーケストラ・サウンドの醍醐味を堪能できる壮大な作品です。

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あたかもラヴェルのボレロのように盛り上がっていく様はまさに圧巻。
リムスキー=コルサコフに師事したレスピーギのオーケストレーション力が、
5分ほどの曲の中に凝縮され、遺憾なく発揮されています。

舞台裏にも置かれた金管楽器は、場合によって客席の脇、後方、
または2階席等にも配置され、劇的で立体的な音響を響かせることもあります。

アッピア街道は古代ローマの国道一号線とも言える原点のような道。
“すべての道はローマに通ず”と言いますが、
古代ローマ軍の進軍の様子を描いたこの曲は、
同時に人類のたゆまぬ文明の進歩を描いているようにも聴こえてきます。






Ottorino Respighi:"Pines of Rome"
4. The Pines of the Appian Way
レスピーギ:交響詩《ローマの松》-アッピア街道の松.mp3



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posted by アンドウトワ at 16:22 | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月01日


グリーグ:叙情小曲集 第1集 2. ワルツ Op.12-2

グリーグ没後100年特別企画 抒情小曲集[全曲]
ポブウォツカ(エヴァ)
ビクターエンタテインメント(2007-07-25)
おすすめ度の平均: 5.0
5心にしみとおるピアノの調べの美しきかな
5スタンダードな良い演奏です

♪優れたピアノ小品で北欧のショパンと呼ばれたグリーグ

“北欧のショパン”の異名を持つグリーグはその名の示す通り、
あたかもショパンを思わせるようなピアノ作品をいくつも残しました。
ドイツロマン派に傾倒したグリーグはシューマンから影響を受け、
それが自らの作品に表れることもしばしばでした。

ドイツのライプツィヒ音楽院に学んだこともあり、
初期の作品にはそうしたロマン派からの影響が色濃く感じられます。
代表作のピアノ協奏曲はシューマンと同じイ短調で、
CDなどでもよくカップリングされています。
いわゆる国民楽派風の作風になったのは後年になってからのことです。

グリーグは生涯にわたり日々を綴ったようなピアノ小品を書き続けました。
あたかもメンデルスゾーンの無言歌を思わせるそうした作品たちは、
全10集からなる叙情小曲集として、30年あまりにわたって出版されました。

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グリーグの作曲家としての音楽的変遷が見て取れる作品集で、
情緒的なものからリズミカルなもの、民族的なものと作風も様々です。
巻を重ねるごとにシンプルなものから高度なものへと移っていきますが、
基本的には演奏会というより家庭やサロン向けに作られた小品集です。

ですから無言歌集と同じく、ピアノに親しむ家庭などから大変な人気だったようです。
しかし反面、手軽な作風からか批評家の反応は芳しくなく、
グリーグは作曲家としての評価を傷つけられたと胸の内を記しています。

ショパンやシューマンのピアノ曲ほどに知名度はないものの、
叙情的で美しい旋律が散りばめられ、
ピアノの楽しさがコンパクトにまとめられた愛らしい作品集です。
出過ぎることなく気品ある佇まいからは、
聴くほどに秘めた魅力が伝わってくるかのようです。






Grieg, Edvard Hagerup:Lyric Pieces No.1 2.Vals Op.12-2
グリーグ:叙情小曲集 第1集 2. ワルツ Op.12-2.mp3



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posted by アンドウトワ at 05:50 | 器楽曲・ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする