Let It Be... Naked [Bonus Disc]
posted with あまなつ on 2009.05.24
Capitol(2003-10-31)
おすすめ度の平均: 






♪ビートルズ解散時の心情が伝わるピアノ曲
作曲家の武満徹氏はサザンオールスターズとビートルズが好きで、
生前父の部屋からよく流れてきたと娘さんがテレビで語っていました。
武満さんはビートルズの特にポール・マッカートニーの作品を
好んでらしたようで、イエスタデイやミッシェル、ヘイ・ジュードなどを
自らギター用に編曲した作品も発表していますし、
アビーロードの名曲ゴールデン・スランバーズは
高橋アキさん企画のアルバムで、ピアノ曲に編曲もされています。
ポールをこのブログでご紹介することには異論もあるかもしれません。
ですがやはり彼の才能はクラシックの名旋律と並べても、
決して引けをとるものではないと思います。
特にビートルズ後期のポールは神がかっていました。
今回のピアノ曲はビートルズの公式曲ではありません。
解散間近のグループの様子を収めた
ドキュメンタリー映画「レット・イット・ビー」の冒頭で、
ポールがピアノに向かい寂しげに奏でる即興風の曲です。
その後、2003年のアルバム「LET IT BE...NAKED」の
ボーナス・ディスク「FLY ON THE WALL」に一部公式収録され、
その時のタイトルが「Paul's Piano Piece」とされています。
クラシックのロマン派にも通じるような雰囲気があり、
このサイトでご紹介するのにふさわしいと判断しました。
Paul McCartney:Paul's Piano Piece -from the Album "LET IT BE"
ポール・マッカートニー:Paul's Piano Piece - ストリーミング再生