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2009年04月27日


トセリ:嘆きのセレナーデ

ツィゴイネルワイゼン
天満敦子
キングレコード(2006-09-06)

♪イージー・リスニングとしても親しまれるセレナーデ

エンリコ・トセリはイタリア出身の作曲家、ピアニストです。
主に歌劇やオペレッタなどを中心に作曲しましたが、
ピアニストとしてもヨーロッパを舞台に活躍していました。

また元皇太子妃との恋物語も当時話題になったそうです。

トセリはピアノ曲や歌曲も残しましたが、
その中で最も有名なのがこの「セレナーデ」です。
「トセリ(トセルリ)のセレナーデ」または
「嘆きのセレナーデ」としても広く親しまれています。

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この曲は日本では戦前から軽音楽としても聴かれ、
現在でもムード音楽としてアレンジされ演奏されることもあります。

多くの作品を作曲したトセリですが、
今ではこの「セレナーデ」のみが唯一残っています。




Enrico Toselli:Serenade

http://classical-music.aki.gs/mp3-02/081-Toselli-Serenade.mp3



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posted by アンドウトワ at 05:37 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月21日


ハイドン:弦楽四重奏曲第17番 へ長調 Op.3-5 第2楽章 「セレナーデ」

ハイドン:弦楽四重奏曲第17番&第67番&76番&第77番
イタリア弦楽四重奏団
ユニバーサル ミュージック クラシック(2005-06-22)
おすすめ度の平均: 4.5
5イタリア弦楽四重奏団全盛期のハイドン
4うん、イケます!
5代表曲のカップリング

♪曇りなく愛らしいセレナーデ

まずこの曲をハイドン作としてご紹介するべきかどうか、根本的なことでかなり迷いました。
というのもハイドンの初期の弦楽四重奏曲の傑作として
「ハイドンのセレナーデ」という略称もつくぐらいに、長らく広く親しまれてきた作品です。
ですからわかりやすくカテゴリーはハイドンにさせていただきます。

結論から言うとこの作品はオーストリアのベネディクト会の
修道士ホーフシュテッターの作品です。
モーツァルト研究家であるH.C.ロビンズ・ランドンらによって1964年に確定されました。

ホーフシュテッターはハイドンをとても敬愛し、ハイドンに習って弦楽四重奏曲を書きました。
あくまで趣味としてです。
しかしこれがあまりに優れていたので、
フランスの出版社がふたりの知らないところで
“ハイドン作”と銘打って出版してしまったのです。
無名のホーフシュテッターよりハイドンの名の方が売れるからです。
それがそのまま定着してしまい、長期に渡ってハイドン作として聴かれてきたわけです。

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ホーフシュテッターは天国でどう思っているかはわかりませんが、
本来埋もれるはずだったこの愛らしい作品が、
ハイドンの名によって多くの人に親しまれるようになったことは事実です。

尚、ハイドンはセレナーデというジャンルの作品は作っていません。
弦楽四重奏曲第17番の第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」のことが、
いつしか「セレナーデ」という愛称で呼ばれるようになり、
またそれがこの弦楽四重奏曲全体の愛称にもなっています。




Haydn:StringsQuartet No.17 in F major, Op.3-5
2. Serenade (Andante Cantabile)

http://classical-music.aki.gs/Haydn-StringsQuartet-No17-Serenade.mp3



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posted by アンドウトワ at 16:43 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日


ラヴェル:《マ・メール・ロア》 第1曲 眠れる森の美女のパヴァーヌ

ラヴェル:ピアノ作品全集
アース(モニク)
ワーナーミュージック・ジャパン(2001-07-25)
おすすめ度の平均: 4.5
3テンポが遅すぎるなあ…。
5超お気に入り
5ラヴェルのピアノ作品を聴いてみたい方にお勧め。
5暖かいラヴェル
5心に沁みます

♪子供好きなラヴェルの愛情が表れた作品

ラヴェルは大の子供好きでした。
大人たちにはシニカルな態度を示すこともしばしばでしたが、
自身は結婚もせず子供も持たなかったにも関わらず、
友人の子供たちなどに対してはとても寛容でした。

そんなラヴェルが友人のひとりであるゴデブスキの、
ふたりの幼い子供たちが初演することを願って書かれたのが、
4手のピアノ連弾用で後に管弦楽やバレエ用にも編曲された
「マ・メール・ロア(マザー・グース)」です。

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子供にも弾き易いよう努めて簡素に書かれていますが、
それでもゴデブスキ姉妹にはまだ演奏が難しく、
結局初演はマルグリット・ロンの弟子、ジャンヌ・ルルーと
ジュヌヴィエーヴ・デュロニーによって1910年4月20日、
パリ・ガヴォーホールで開かれた独立音楽協会の定期演奏会で行われました。

ルルーは後にパリ音楽院の教授に就任することになりますが、
この時はまだ幼い少女でした。




M.Ravel:Ma Mere L'Oye 1. Pavane de la belle au bois dormant

http://classical-music.sakura.ne.jp/Ravel-Ma-Mere-LOye-01.mp3



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posted by アンドウトワ at 11:44 | 器楽曲・ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月05日


モーツァルト:アダージョ ロ短調 K.540

きらきら星変奏曲 モーツァルト:ピアノ小品集
シフ(アンドラーシュ)
ポリドール(1995-04-21)
おすすめ度の平均: 5.0
5凄ッ!

♪不思議な情感を湛えるピアノ曲

「モーツァルトがかつて作曲したもののうちで最も完璧で、
感覚的で、最も慰めのないもののひとつである。」
モーツァルトの音楽をこよなく愛したアインシュタインは、
彼の楽曲の中でも異彩を放つこの曲をこのように評しました。

実はこの作品が作曲された背景はほとんど知られていません。
頼りにしていた父の死が反映されているとも言われますが、
発表するオペラは次々と大成功を収め、作曲家としては
充実していた時期で、特に精神的に逼迫していたわけでもありません。

にも関わらずこのような深遠な悲しみを感じさせる楽曲を
生み出したことについて、同じくアインシュタインは
「別に目的もなくモーツァルトのペン先から流れ出し得たのだと、
単純に言ってしまっていいのではないか? 」とも言っています。

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当初は他の曲と組み合わせてソナタにする予定だったのを、
経済的理由でとっさに出版社に売ってしまったとの説もあります。

モーツァルトの全曲中、唯一のロ短調であるこの曲は、
作曲された1788年の夏に、姉に送った小品集のうちのひとつとも言われています。




W.A.Mozart:Adagio in B-minor, K.540

http://andotowa.sakura.ne.jp/ID3v2-5/Mozart-Adagio-K540.mp3



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posted by アンドウトワ at 09:25 | 器楽曲・ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月01日


ベートーヴェン:序曲 《献堂式》 Op.124

ベートーヴェン:交響曲第6番
クレンペラー(オットー)
EMIミュージック・ジャパン(2004-06-23)

♪壮大で希望あふれるベートーヴェン最後の序曲

全部で11曲あるベートーヴェンの序曲中、最後を飾る作品です。

「献堂式」はウィーンの新築劇場のこけら落し用の舞台劇。
ベートーヴェンがこの仕事の依頼を受けたのは直前であり、
その頃ミサ曲の作曲に専念していたため時間もありません。

そこでかつての作品「アテネの廃墟」を改訂し、
本番に間に合うよう1ヶ月程度の限られた期間で完成させました。

しかし、この劇の序曲はまったくの新作です。
作品番号124が示す通り、123の荘厳ミサ曲と125の第9の間にあって、
それらのエッセンスを感じさせる壮大な管弦楽曲になっています。

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ベートーヴェン自身が指揮者の脇で指示を出したことで有名な第9の初演では、
この「献堂式序曲」がプログラムのオープニングとして演奏されました。

すべての葛藤や闘争を越えて、最後に至った完全勝利の心境を示すかのように、
晴れやかで力強い希望に満ちたベートーヴェンらしい音楽です。




L.V.Beethoven:"Die Weihe des Hauses" Overture, Op.124

http://classical-music.sakura.ne.jp/Beethoven-Consecration-House.mp3



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posted by アンドウトワ at 09:49 | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする