テレビ・映画&CM etc. … 最近話題のクラシック

スポンサードリンク




2008年07月24日


チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 第2楽章

チャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲
ワイセンベルク(アレクシス)
EMIミュージック・ジャパン (2001-12-06)
おすすめ度の平均: 4.5
5 文句なしの超名演!
5 再起にかけるラフマニノフを情熱的に…
4 壮大で、気持ちいいです。
4 パリ管
5 凄い! 凄い!

♪華やかな楽章間にひっそりと佇む静かな音楽

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番というとどうしても、
第1楽章冒頭のあの勇壮なホルンやその後に続く、
ストリングスが奏でる流麗な旋律の印象があまりに強く、
同じく華やかな第3楽章との狭間にあって
静かな佇まいの第2楽章は見過ごされがちです。

でも、この可憐な第2楽章にはいかにも
チャイコフスキーという“らしさ”が詰まっています。

スポンサードリンク


特に第1主題。歌詞をつければそのまま歌になりそうな、
親しみやすく流れるような旋律はいつもながらですが、
メロディーとしてのキャッチーさは交響曲第5番第2楽章の2つの主題や
「悲愴」の有名な旋律などにも引けをとらない、
チャイコフスキー作品の中でも指折りのものだと思います。

普段あまりクラシックを聴かないような方にも、
ショパンやチャイコフスキーが受け入れられやすいのは、
こうしたわかりやすく美しい旋律が随所に散りばめられているからでしょう。





Tchaikovsky:Piano Concerto No.1 in B flat minor Op.23,
2. Andantino semplice



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 14:51 | 協奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月20日


スッペ:喜歌劇《軽騎兵》序曲

名序曲集
名序曲集
posted with amazlet at 08.07.20
オムニバス(クラシック)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2005-03-23)
おすすめ度の平均: 5.0
5 アリア集が好きな人なら好きだと思うはず・・
5 よかったです。
4 いいとこどり
5 よかったです
5 いい!

♪ウィーンのオペレッタ界の頂点を極めた作曲家

「そうだ!私が作りたかったのはこういう楽しい歌劇なんだ!」

ウィーンで初めて上演されたオッフェンバックの
オペレッタを観たスッペは興奮で膝を叩きながらそう叫びました。

当時、ドイツではワーグナーが、イタリアではヴェルディが
壮大なオペラ作品を次々と発表していました。
そんな中にあってスッペは、より親しみやすく気軽に楽しめる
ライト・オペラ=喜歌劇の創作に力を注ぎました。

スポンサードリンク


そして、パリのオッフェンバック、ウィーンのスッペとまで
言われるほどにオペレッタ界の頂点を極めたのです。
ワルツ王、J.シュトラウス2世も「こうもり」などの
オペレッタ作品が有名ですが、時代的にはスッペより10年ほど後発です。

スッペの喜歌劇そのものは、現在ではほとんど上演される機会もありませんが、
「軽騎兵」や「詩人と農夫」の序曲は演奏会以外でも、
映画やCMなど様々な場でも取り上げられ親しまれています。





Franz von Suppé:The Light Cavalry Overture
スッペ:喜歌劇《軽騎兵》序曲.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 00:02 | オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月16日


ヴェルディ:歌劇《椿姫》より 「乾杯の歌」

パヴァロッティ・フォーエヴァー
パヴァロッティ(ルチアーノ) バルトリ(チェチーリア)
UNIVERSAL CLASSICS(P)(M) (2007-10-10)
おすすめ度の平均: 4.0
4 歴史的遺産として持っていたいCD

♪歌劇の開幕を盛り立てる華々しい歌

イタリア歌劇を代表する名作として広く知られる「椿姫」ですが、
1853年3月、ヴェネチアのフェニーチェ劇場での初演は大失敗でした。

主人公ヴィオレッタを演じたソプラノ歌手が
あまりに健康的に太っていて少しも病人らしくなく、
肺病で医者から危篤を宣告される最後の幕では
観客から失笑が起こり悲劇どころではなくなってしまったのです。
その上、テノールの声が悪く、バリトンの練習不足もたたりました。

しかしヴェルディは「この歌劇の真価は、やがて時が証明してくれるだろう。」
と作品に対する自信を崩しませんでした。

その言葉通り、翌年の同地での再演は成功を収め、その後はご存知のように、
オペラの中のオペラとして愛され続けることになります。

スポンサードリンク


「乾杯の歌」は歌劇の開幕から間もない、第1幕のはじめに登場する有名な歌です。

ヴィオレッタのサロンを訪ねたアルフレッドが、
周囲に勧められてまず歌いだし、続いてヴィオレッタが2コーラス目を、
最後には全体合唱で同じ旋律を歌い、歌劇の始まりを盛り立てます。





Verdi:La Traviata "Libiamo"
ヴェルディ:乾杯の歌.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 09:23 | オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月12日


ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より 「婚礼の合唱」

結婚行進曲~華麗なるオルガン名曲集
キヴィニエミ(カレヴィ)
ワーナーミュージック・ジャパン (2004-01-21)
おすすめ度の平均: 5.0
5 ヴァラエティに富んだ楽しいオルガン曲集

♪結ばれる2人を祝福する神聖な合唱曲

ワーグナーの結婚行進曲としても知られる有名なこの曲は、
メンデルスゾーンの結婚行進曲と並んで
2大結婚式定番クラシック曲として、
知らない者はいないぐらいに親しまれています。

歌劇「ローエングリン」の第3幕の冒頭で、
華やかな前奏曲が終わるとそのまま続けて演奏されます。
原曲はオーケストラ伴奏のついた合唱曲ですが、
結婚式などの一般ではオルガン用にアレンジされて
演奏されるのがほとんどです。

スポンサードリンク


メンデルスゾーンの曲が壮麗に結婚を祝う
力強い行進曲であるのに対してワーグナーの曲は、
厳かで神聖な空気の漂う、行進曲というより賛美歌のような音楽です。

特に中間部のインスピレーションに満ちた和声進行などは
ワーグナーならではのもので、今回はそれを引き立たせるために、
普段あまり耳にしない弦楽合奏版にしてみました。

歌劇の中では主人公のローエングリンとエルザが
婚礼の式を挙げる場面で、それを称えるように合唱されます。





R.Wagner:Lohengrin "Wedding March"
ワーグナー:結婚行進曲.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 05:28 | オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月08日


ベルリオーズ:劇的物語《ファウストの劫罰》から 「ラコッツィ行進曲」 Op.24

ライヴ・イン・東京 1970
セル(ジョージ)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル (2004-11-17)
おすすめ度の平均: 5.0
5 日本で花開いた「奇跡」
5 最高のレコード体験・・・!!!
5 至高の音楽体験
5 涙なしでは聴けない名演中の名演です
5 圧倒的にもの凄いシベリウス第2番

♪ハンガリー民謡を基にしたドラマティックな行進曲

クラシック音楽の歴史を語る上で、ベルリオーズが残した足跡は
色々な意味でとても特異かつ重要です。

フランス・ロマン派の開祖とも呼ばれるベルリオーズの出世作
「幻想交響曲」がもたらした奇抜で革新的なインパクトは、
古典派の時代に区切りをつけ、より自由で情緒的な
ロマン派の時代の始まりを明確に打ち出したといえます。

ベルリオーズはまた文学にも造詣が深く、
その作品のほとんどには何らかの形で文学からの影響が見受けられます。
独唱と合唱を伴う大規模な管弦楽曲「ファウストの劫罰」も、
そんな文学を下敷きにした作品のひとつです。

ドイツの文豪ゲーテの代表作「ファウスト」の
フランス語翻訳本を読んだベルリオーズは強く感銘を受け、
それをもとに「ファウストからの8つの情景」を作曲、
自腹で楽譜を出版ました。

スポンサードリンク


そしてまたその楽譜をゲーテ本人に送ったところ、
思いがけず好意的な反応が得られず、
そのまま作品は放置されることになります。

20年後、ファウストへの思いが再燃したベルリオーズは
眠っていた楽曲に改めて手を加え、
劇的物語「ファウストの劫罰」として生まれ変わらせたのでした。

「ラコッツィ行進曲(ハンガリー行進曲)」はハンガリーに伝わる民謡ですが、
これを気に入りどうしても「ファウストの劫罰」に入れたかったベルリオーズは、
台本の舞台をドイツからハンガリーに差し替えるまでして
この曲を物語の冒頭に置いたのでした。





L.H.Berlioz:Rakoczy March from "The Damnation of Faust", Op.24
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 16:51 | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月04日


ウェーバー:舞踏への勧誘 変ニ長調 Op.65

舞踏への勧誘〜クナッパーツブッシュ名演集
クナッパーツブッシュ(ハンス)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック (2001-04-25)
おすすめ度の平均: 5.0
5 聴く人を陽気にさせる一枚
5 ワン&オンリーの巨匠の芸が全開!
5 巨人の舞踏

♪愛する妻に贈った華やかなピアノ小品

「お嬢さん、よろしければ私と一緒に踊りませんか?」
左手が奏でる低音のフレーズは舞踏へと誘う男性の声。

「まあ、どうしましょう・・・。」
それに応えるように右手が奏でる高音のフレーズは女性の声。

しばらくのやりとりが続いた後、やがて華やかなダンスが始まります。

ドイツロマン派の開祖と呼ばれるカール・マリア・フォン・ウェーバーの
有名なピアノ曲「舞踏への勧誘」です。

スポンサードリンク


ウェーバーはこの作品を、2年前に結婚した愛妻カロリーネに贈っています。
曲が完成するとすぐにウェーバーは妻を呼び、
自分でピアノを弾きながら曲の展開を説明して聴かせました。

物語性を持った表題音楽の先駆けともいえるこの曲は、
後のロマン派の作曲家たちにも大きな影響を与えています。

そんな作曲家のひとりであるベルリオーズによる管弦楽版も、
オリジナルのピアノ版と並んで広く親しまれています。





Carl Maria von Weber:Aufforderung zum Tanz Op.65
ウェーバー:舞踏への勧誘.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 05:29 | 器楽曲・ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする