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2019年08月19日


ワーグナー:楽劇 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 第1幕への前奏曲 [2019][AR] / Richard Wagner:Die Meistersinger von Nuernberg Vorspiel act 1

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楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、神話や架空の世界を舞台とする
壮大なスケールの他の多くのワーグナー作品とは違い、
中世ドイツのマイスタージンガーたちの実生活を題材とした、
ワーグナーとしては珍しくユーモラスで楽しい作品です。

作曲は1845年に着手され1867年に完成、翌年にミュンヘンで初演されました。
抒情的で美しい旋律の「懸賞の歌」は、劇中でも最も知られています。

14世紀ドイツには、職人たちの親方でありながら詩人、音楽家としても活動する
「マイスタージンガー」と呼ばれる存在が多くいました。
ことにニュルンベルク地方で盛んで、今もギルドの集会所などに面影を残しています。

第1幕への前奏曲は、ベートーヴェンの交響曲にも通じるような高貴さ、気高さを持ち、
オペラの前奏曲のみに留まらない、独立した作品として成立する力があります。

「ジュピター」「運命」「グレイト」「ブラ1」「ブル8」「死と変容」など、
ハ長調で肯定的に力強く集結する楽曲のひとつとして、特別な輝きを放っています。




ワーグナー:楽劇 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 第1幕への前奏曲 [2019][AR]
Richard Wagner:Die Meistersinger von Nuernberg Vorspiel act 1 [10:38]




Wagner-Die-Meistersinger-von-Nuernberg-Vorspiel-act1-2019-AR.mp3



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2019年08月15日


エルガー:愛のあいさつ Op.12 [2019][AR] / Edward Elgar:Salut d'amour Op.12

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あたたかく親しみやすい旋律で、エルガーの作品中でも特に愛される小品です。

妻としてエルガーを支えたキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念に贈った曲で、
元はピアノとヴァイオリン用だったものを、ピアノ独奏用、小編成の管弦楽など、
エルガー自身が編曲を施した、いくつかの版が残されています。

タイトルはドイツ語を得意としたアリスのために「Liebesgruss」と名付けられましたが、
出版社からフランス語に変更を求められ、「Salut d'amour」になっています。

アリスはエルガーのピアノ、ヴァイオリンなどのレッスンの生徒で、8歳年長(当時39歳)でした。
宗教の違い、また身分格差から二人の結婚にはアリスの親族が反対しましたが、
それを押し切り1889年5月8日、エルガー32歳の時に二人は結ばれました。

結婚当初はまだ無名の音楽家に過ぎなかったエルガーは、その後に発表した『エニグマ変奏曲』や
行進曲『威風堂々』、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲、2曲の交響曲などにより、
「サー」の称号を与えられる、英国を代表する大作曲家になっていきました。


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エルガー:愛のあいさつ Op.12 [2019][AR]
Edward Elgar:Salut d'amour Op.12 [3:10]




Elgar-Salut-damour-2019-AR.mp3



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posted by アンドウトワ at 09:59 | 器楽曲・Piano | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月11日


エリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴ [2019][AR] / Erik Satie:Je te veux

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作曲家としての地位を確立する前のサティは、生計を立てるためにカフェのピアニストを始め、
ミュージック・ホール、キャバレーのための歌や付随音楽の作曲家を約15年間続けていました。

この時代に作曲された多くの歌曲(シャンソン)の中でも、特に魅力的な旋律で、
今も広く愛され続けているのが1900年に作曲された「ジュ・トゥ・ヴ」です。

元々は歌曲集『ワルツと喫茶店の音楽』のうちの1曲とされていて、
アンリ・パコーリ作詞と伝えられる歌詞に作曲した歌とピアノのためのシャンソンです。

“スロー・ワルツの女王”と呼ばれた人気歌手ポーレット・ダルティのために書かれました。

歌詞には女性版と男性版があり、サティ自身によるピアノ独奏版は、
歌曲の形式に中間部(トリオ)が加わった複合3部形式になっています。


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エリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴ [2019][AR]
Erik Satie:Je te veux [5:09]




ErikSatie-Je-te-veux-2019-AR.mp3



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2019年08月07日


ワーグナー:歌劇《ローエングリン》第1幕への前奏曲 [2019][AR] / Richard Wagner:"Lohengrin" Prelude to Act I

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「おそらくワーグナーの手による最も成功した、かつ最も霊感に満ちた作品」
チャイコフスキーが1871年に、この曲について評した言葉です。

楽曲全編に漂う神妙なインスピレーションは例えようがなく、
あたかも天界の神々の世界に通じるような宗教的な響きがあります。

またこの曲はチャップリンの1940年の映画「独裁者」で感動的に使われています。

ラストシーンでナチスの追っ手に見つかり、失意に伏した恋人ハンナたちに、
チャップリン扮するユダヤ人の床屋がラジオを通じて語りかけます。

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「ハンナ泣くのはおよし、ほら雲の切れ間から日が射して来たよ」

ここで前奏曲が絶望の世界に降り注ぐ、天界からの救いの光のように流れて来ます。
そして映画はまだ見ぬ希望を予感するかのように、
顔を上げ空に目を向けるハンナのアップで締めくくられています。

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チャップリンはヒットラーが愛したワーグナーの音楽をあえて使用することで、
この曲は戦争のためではなく、平和のために存在するのだと伝えたかったのかもしれません。


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ワーグナー:歌劇《ローエングリン》第1幕への前奏曲 [2019][AR]
Richard Wagner:"Lohengrin" Prelude to Act I [10:53]




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posted by アンドウトワ at 01:08 | 管弦楽曲 (Orchestral) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月02日


ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 第2楽章 [2019][AR] / AntonínDvořák:Symphony No.9 in E minor, Op.95 "From the New World" II: Largo

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第2楽章「ラルゴ (Largo)」には主題となる旋律に多くの歌詞が付けられ歌になっています。

中でもウィリアム・アームズ・フィッシャー(英語版)が1922年に作詞、編曲した
歌曲、合唱曲が人気で、「Goin' Home」(家路)のタイトルで広く知られ愛されています。

フィッシャーは「Goin' Home」の作詞にあたって、
黒人英語風の表記を用いるなど霊歌を思わせる演出も加えていました。

フィッシャーの歌詞における「home」は「家」ではなく、「故郷」という意味と、
キリスト教的な、死後に救済された魂が赴く場所としての
「天上の故郷」という意味が重ねられています。

「Goin' Home」は、1930年代には「家路」として日本に紹介されており、
以降、様々な日本語の歌詞がこの旋律に載せて作られました。
特に堀内敬三による「遠き山に日は落ちて」は、
戦後長く教科書に教材として採用され、愛唱歌とされるほど定着しています。


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ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 第2楽章 [2019][AR]
AntonínDvořák:Symphony No.9 in E minor, Op.95 "From the New World"
II: Largo [14:06]




Dvorak-Symphony-No.9-2nd-2019-AR.mp3



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posted by アンドウトワ at 23:14 | 交響曲 (Symphony) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする